Story 2 ページ4
「…ねえ、A。あなたシュウとはどうなってるの?」
潜入捜査の打ち合わせが終わったランチタイムで、ジョディはそう切り出した。
目の前に居るのは、組織の絶対的切り札と呼ばれ、“ローズに不可能の文字はない“とまで言われた彼女。
最初は本当に信頼していいのかと疑ったが、今では良き友だ。
『赤井とは何も無いわよ。私にそんな資格ないもの』
寂しげに笑う彼女の頭をジョディは優しく撫でる。
「…馬鹿ね。そんな事言わないの」
『…私は貴女の父を殺したベルモットの居る組織の人間だったのよ』
「っ、それは…」
“…言わない約束でしょ。…あなたの父を殺したのは元FBIの人間なんだから…“
消え入りそうなジョディの声にAは素直に“ごめんなさい“とつぶやいた。
「っ、くそ。風見、まだか?」
「こちらからは連絡は取れないので…」
一方、警察庁では降谷零が部下の風見裕也に八つ当たりをしていた。
黒の組織とは別のある組織を潰す潜入捜査をFBIと合同で行う事になったのはいいのだが、何時に来るのか全く連絡が来ず、降谷は苛立っていた。
(…まあ、降谷さんの苛立ちは連絡が来ないだけじゃなくて…“あの人“の事もあるんだろうな…)
ぼんやりと風見の頭に浮かんだのは黒の組織でローズというコードネームを持っていた彼女。
その彼女がFBIに入った―――憎い男の居るFBIに。
激しく黒い渦が降谷の中で渦巻いていることに風見は気づいていた。
(…嫉妬とはこういう事か)
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祥子(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます(*^^*)本当にずっと応援してくださいましたね!嬉しいです。もしかしたら、またローズの話を書くかも知れませんが、一旦終わりで笑 (2018年2月16日 18時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 完結おめでとうございます!ちょっとかなしいけど(泣)祥子さんの他の作品も応援してます!! (2018年2月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - aoumi1973さん» ありがとうございます!!暖かいお言葉嬉しいです! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 笑顔の似合う少女。さん» ありがとうございます!感動していただけるなんて、、、、感動です!笑 (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
aoumi1973(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごくおもしろかったです。まだ、寒い日が続くので、身体に気をつけてください。 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 84f816655d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年12月31日 11時