Story 19 ページ21
『…ん』
朝。いつも目覚まし時計を置いている場所に手を伸ばすと、するりと
パッとベッドから起き上がれば、隣には変装を解き、裸で寝ている赤井秀一の姿。思わず自分の姿を見下ろすと服を着ていない。昨日の夜の記憶がフツフツと湧き上がってきて、頭を抱えた。
―――組織でハニトラを使って仕事をしていたから、もちろんこれが初めてではない。ベルモットには負けるだろうが、むしろ慣れている方だ。
―――だけど、仕事のソレは快楽なんかじゃない。言わば手段。情報収集を確実に行う為の道具。自らの容姿を、女という性別を、胸を、お尻を武器にして。形の良い唇で、イケナイ事を囁いて、して。汚れた手で触られて、感じるのだ。感じさせるのだ。それは仕事の一部だった。
―――でも、昨日の夜は違った。赤井とのソレは激しくて、強引で、優しくて、暖かかった。
『…しゅう、いち？』
「起きたのか…A」
“おいで“と言われ、赤井の腕の中におさまる。赤井はそっとAの唇にキスを落とした。
「…俺の女になるか」
『…っ、でも、』
「君は安室君が好きなのか」
『とおる…』
―――私が透を好き？そんなの、分からない。
赤井を見ると、昨日とは打って変わって優しい瞳をしていた。
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祥子(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます(*^^*)本当にずっと応援してくださいましたね！嬉しいです。もしかしたら、またローズの話を書くかも知れませんが、一旦終わりで笑 (2018年2月16日 18時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 完結おめでとうございます！ちょっとかなしいけど(泣)祥子さんの他の作品も応援してます！！ (2018年2月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - aoumi1973さん» ありがとうございます！！暖かいお言葉嬉しいです！ (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 笑顔の似合う少女。さん» ありがとうございます！感動していただけるなんて、、、、感動です！笑 (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
aoumi1973(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごくおもしろかったです。まだ、寒い日が続くので、身体に気をつけてください。 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 84f816655d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年12月31日 11時
