検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:169,177 hit

Story 1 ページ3

「A!首尾はどう?」
『ジョディ!こっちはOKよ。ちょっと赤井!』



赤井が煙草を吸おうとポケットから取り出せば、サッと横からかっさらわれる。



『これから行うのは潜入捜査!煙草のにおいなんて、もってのほかよ』
「…俺は指示を出すだけだからいいだろう。それに、何でジョディは名前なのに俺はいつまでも苗字なんだ?」
『…あら、貴方の事を名前で呼ぶ筋合いはあって?』
「まあ、いいさ…君の事だから降谷君の事も名前で呼んでないだろう」
『なんでそこに透が出てくるの』
「…降谷君のことはすでに偽名の方でしか呼んでないのか」





組織から脱走を図ったAは、FBIに入り、組織を追う方になっていた。仲が良かったベルモットや、潜入しているキールやバーボンがボスに目をつけられないよう、上手く処理をして、抜けたので目をつけられているのは自分だけだ。



絶対的切り札が、FBIに寝返ったことにより、組織は大きく揺れていた。



まさか組織で生まれ育った彼女がFBIの仲間になるなんて誰が想像したことだろうか。



降谷零――安室透と赤井秀一は相も変わらず因縁の仲で、Aは二人に告白されたあの日から、のらりくらりと二人の好意を受け流していた。



――いつか、どちらかの事を好きになっていいのだろうか。私が。



赤井も降谷も。



――私が隣に立っていい人な訳ない。



心の内を吐き出せば、きっと赤井も降谷も“そんな事気にするな“と言いそうだから、黙っておく。



――まだ、二人に優しい言葉をかけてもらえるほど、自分自身の事を許してはいないのだから。

Story 2→←*Profile*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (243 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
662人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

祥子(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます(*^^*)本当にずっと応援してくださいましたね!嬉しいです。もしかしたら、またローズの話を書くかも知れませんが、一旦終わりで笑 (2018年2月16日 18時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 完結おめでとうございます!ちょっとかなしいけど(泣)祥子さんの他の作品も応援してます!! (2018年2月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - aoumi1973さん» ありがとうございます!!暖かいお言葉嬉しいです! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 笑顔の似合う少女。さん» ありがとうございます!感動していただけるなんて、、、、感動です!笑 (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
aoumi1973(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごくおもしろかったです。まだ、寒い日が続くので、身体に気をつけてください。 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 84f816655d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:祥子 | 作成日時:2017年12月31日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。