Story 16 ページ18
――藍色の空。高層マンションのベランダから外を眺める。柔らかな風が切ったばかりの髪を撫でた。あごのラインで綺麗に切り揃えられた黒髪のウェーブヘアがちくちくと首に触れて少しこそばゆい。
こんなに髪を切ったのはいつぶりだろうか。物心ついた時には、“ローズ“という称号を得られた時には既に長かった。
美容院に行ったのも、ウェーブをかけて欲しいと頼んだのも、会った事のない母の面影にすがりたくなったのも。
この切ない想いは何処に行き場を失う――――。
『…あら、電話？…もしもし？』
〈 Aか。君に会わせたい人が居るんだが、時間はあるか？〉
『構わないけど…会わせたい人って…？』
〈 会えばわかるさ〉
赤井に呼ばれ、彼が居候しているという工藤邸に赴けば、そこに居たのはピンクブラウンに糸目の優しげな男性と、身体に対して似合わない大きすぎる眼鏡をかけた少年。
『…貴方は…確か…』
「…お姉さん、ホントに信用していいんだよね…？」
「ボウヤ、心配するな。彼女は味方だから」
『…あの時、ジョディと居た…少年…』
キラリと眼鏡の奥の好奇心の強そうな青色の瞳が光った気がした。
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祥子(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます(*^^*)本当にずっと応援してくださいましたね！嬉しいです。もしかしたら、またローズの話を書くかも知れませんが、一旦終わりで笑 (2018年2月16日 18時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 完結おめでとうございます！ちょっとかなしいけど(泣)祥子さんの他の作品も応援してます！！ (2018年2月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - aoumi1973さん» ありがとうございます！！暖かいお言葉嬉しいです！ (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 笑顔の似合う少女。さん» ありがとうございます！感動していただけるなんて、、、、感動です！笑 (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
aoumi1973(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごくおもしろかったです。まだ、寒い日が続くので、身体に気をつけてください。 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 84f816655d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年12月31日 11時
