Story 9 ページ11
「え、ジョディ先生…それホントなの?」
「ええ、ローズが組織を抜けてFBIに入ったの…シュウは彼女の事を信用しきってる」
「それが奴らの罠だとしたら…」
「ええ、私もそう思う」
ローズが組織を抜けてFBIに入職したての頃、ジョディはコナンに連絡を取り、彼女の愛車のプジョーの中で話をしていた。
「…赤井さんって、ローズの事が好きなの?」
コナンの純粋な質問にジョディはすぐには答えられなかった。
「……ええ、多分」
思わずコナンの瞳から目を逸らす。
「ジョディ先生?」
「ああ、ごめんなさいね…cool kid…シュウがローズの事を好きだって…どうして思ったの?」
ジョディは微笑んでそう聞いた。このボウヤの質問にはきっと意味があるはずだ。
「…もし、ローズの事を好きじゃなかったら、そんなすぐに信用するなんて…赤井さんならきっとしないと思うから」
コナンの答えにジョディはやはり聞かなければ良かったと思った。
(…今この現実を受け止めきれないのに、突きつけられる現実に、私はどうしたらいいの)
ハンドルを握る手が思わず震える。
(…好きだと認めたら、私はローズに嫉妬しているという事なのかしら)
――何故、近くにいるはずなのに、こんなにも遠いのか。
――ねえ、教えてよ…シュウ。
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祥子(プロフ) - クローバーさん» ありがとうございます(*^^*)本当にずっと応援してくださいましたね!嬉しいです。もしかしたら、またローズの話を書くかも知れませんが、一旦終わりで笑 (2018年2月16日 18時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 完結おめでとうございます!ちょっとかなしいけど(泣)祥子さんの他の作品も応援してます!! (2018年2月15日 11時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - aoumi1973さん» ありがとうございます!!暖かいお言葉嬉しいです! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - 笑顔の似合う少女。さん» ありがとうございます!感動していただけるなんて、、、、感動です!笑 (2018年2月11日 20時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
aoumi1973(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごくおもしろかったです。まだ、寒い日が続くので、身体に気をつけてください。 (2018年2月11日 19時) (レス) id: 84f816655d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年12月31日 11時