□他の男と話してみた ページ1
『ありがとねこれ』
mob「全然いいよ!またなんかあったら言って!」
そして、手が触れ合う__
_授業という睡眠時間を過ごしたあとはただただ焦りが募るだけ。そんな時に、しっかりとノートをとっていたであろう友人(異性)に写させてくれと頼み込み、ノートを写させて貰ったあと、返す時にほんの少しだけ手が当たってしまっただけなのだ。それなのに、
「俺のだ〜〜いじなAの手が汚れちゃった」
『は?』
そういうや否や除菌シートで私の手を丁寧に拭き取り始めるこの男、猿山。新学期、隣の席だったため仲良くしようと言って会話を交わしたのが悪夢の始まりである。こいつはなかなかに面倒臭いヤンデレ男であり今までも散々参らされているのだ。
『ねぇ、そろそろいいでしょ?別に善意でやってくれたんだから。しかも、猿山は私の彼氏とかじゃないんだからこういうことしなくてもいいでしょ。』
「え……?なんでそんな事言うの…?俺、おれ…Aのためを思って…!……私の彼氏じゃないって、え、?なに、、言ってるの…おれ、そんなに頼りなかった?俺Aの彼氏なのに……」
何を言ってるんだこいつは。私は彼氏もいなければこいつに想いも寄せていない。お巫山戯がすぎる。
『あのさぁ…!』
「あ!わかった!!そんなに俺の気を引きたかったんだね!もぉ、そんな事しなくてもちゃぁんとAしか見てないよ♡んふ、かまってちゃんなんだから〜」
あぁ、もう。ろくに話も聞けないみたいだ。
心底うんざりした。
「(どれだけ嫌われようと絶対離さない…おれだけのおひめさま……♡」
【依存型|独占型|妄想型】
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作者名:a | 作成日時:2023年12月1日 0時