きみのとなり (ページ43)

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43話ページ43

斎藤「ここがこうなるんだけど…どう？」

『あ、そうゆうことか。分かった。』

斎藤「そうそう！もうカンペキじゃん！」

『斎藤くんの教え方が上手だからだよ。』

ホントにわかりやすいし。先生とか向いてると思うな。

斎藤「褒めてもなんも出ないよー」

『そ、そんなんじゃないよ。』

斎藤「アハハ！お、結構な時間勉強してたみたい。」

時計は6時を指していた。

『あ、ゴメンなさい、夜ご飯の支度とかあるのに…』

斎藤「全然大丈夫だよ。俺、料理しないし。」

『え…！？』

って、てことは彼女さんが料理作ってたりするのか…！？

『よ、余計にすいません！も、もう帰るから…』

彼女さんに見られて勘違いされたら困る…

斎藤「え！？もう？」

『だ、だって…』

修羅場とかなったことないから回避法分かんないし…

『か、彼女さんとかに勘違いされたら困るでしょ…？』

斎藤「彼女ぉ！？」

『う、うん。』

斎藤「俺、彼女なんかいないけど。むしろ欲しいし。」

『へ…』

うそ、てっきり彼女いたと思った…
だから合コンときにあんだけ怒ってたのかと…

斎藤「はぁ…Aってズレてるよね…」

『え！？ご、ゴメン…』

斎藤「別に怒ってないよ。怒ってないけど…」

『けど？』

斎藤「もうちょっと気づいて欲しいな…？」

『…！』

可愛い…上目遣いってこうゆうことをゆうのかな？

『わ、わかりました…』

斎藤「なら良し！
よし、ご飯食べに行こ！」

『あ、うん。』

斎藤「なに食べたいー？」

『…スイーツ？』

斎藤「ご飯って言ったじゃん！笑」

『あ、そっか…』

勉強してたから甘いものが欲しいな。

斎藤「じゃあ俺がよく行くお店でいい？」

『うん。いいよ。』