4話 ページ4
?「あ、怪しい者じゃないよ。えっと…UNISON SQUARE GARDENってゆうバンドでギターボーカルしてた…」
『あぁ、中性的な声の…』
?「そうそう!ってやっぱりみんなに中性的な声って言われる…」
しまった、コンプレックスだったかな。
『す、すいません!そうゆう意味で言ったわけじゃ…』
?「いいよいいよ笑笑 もう慣れたことだし。」
随分自虐的に言うんだな。
『私は…すごく感動しましたよ。優しい声で柔らかく歌う…ええっと…』
斎藤「斎藤宏介。よろしくね。」
『あ、はい。よろしくお願いします…』
あれ、どこかで聞いたことがあるよなないような…
斎藤「君は?」
『岡本Aです。』
斎藤「A…いい名前だね。」
『ありがとうございます。』
斎藤「それより、気分はどう?音酔いと人酔いが混じって倒れたのかな?」
『あ、はい。たぶんそうだと思います…』
もしかして、助けてくれたのはこの人なのかな…
斎藤「やっぱり。ステージから見ててちょっとおかしいなって思ってたんだ。倒れたときに一応助けに言ったんだけど怪我とかしてない?」
『あ、はい。大丈夫です。』
やっぱりこの人だ。でも…
『私、ハッピーすたーあの方にいたんですけど…』
斎藤「あーうん。なんか目に止まってね。」
『そうなんですか…おかけで怪我もせずに済みました。ありがとうございます。』
斎藤「いえいえ。あ、喉乾いてるよね?ちょっと待ってて。」
ホントに優しい人。見ず知らずの人にここまでする男性がいたなんて。
私は根っからの男性嫌いだからなぁ…
斎藤「はい!お水!飲める?」
『ありがとうございます。いただきます。』
斎藤「体調の方はどう?気分とか…」
『あ、ちょっと頭痛がするぐらいです。』
斎藤「そっか…じゃあ送るよ。」
『え!?』
斎藤「そのまま一人で帰すなんてできないよ。それにもう11時半過ぎてるし。」
あ…もうそんな時間なんだ…何時間寝ていたんだろ…
斎藤「待ってて、すぐに着替えてくるね。」
『あ、はい…』
いいのかな、こんなにお世話になっちゃって…
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作者名:あむ | 作成日時:2018年10月22日 22時