きみのとなり (ページ27)

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27話ページ27

「ホントに可愛いねぇ〜
これからは僕が指名しちゃおっかなぁ〜」

ちか「社長さん！Aちゃんばっかりかまわないで〜お酒飲みましょ？」

「今はこの子と喋ってるんだ。
Aちゃん、なんのお酒飲みたいー？」

『え！？わ、私お酒飲めない…』

あ、ダメだ。これってお店の売り上げに関わることだよね。
ならいっそのこと…

『わ、私はこれが飲みたいなーなんて…』

指さしたのはこの店で一番高いお酒。
ちょっと冒険しすぎたか…？

「いいよいいよ、これだね？
これ追加ねー！」

「ありがとうございますー！」

ちか(Aちゃんナイス…！)

ちかさんも喜んでるみたい…良かった…

「じゃあAちゃん、カンパーイ！」

ちか「しゃ、社長さん！私とは飲んでくれないのー？」

ちかさんが必死でフォローいれてくれる。
でも…

「今日はちかちゃんの日じゃない。
Aちゃんの日！ね、Aちゃん」

『は、はぁ…』

ダメだ。これ飲まないといけないやつか…

「ほら！カンパーイ！」

『か、カンパーイ…』

ええい！どうにでもなれ！

「おお！いい飲みっぷり！」

あ、わりといけるかも。美味しー

ちか「ちょ、Aちゃん！飲みすぎ…」

『へ…？なんれすかぁ〜？』

なんか体がポカポカする…気持ちいい〜

『ちかさんもどうれすかぁ？
美味しいれすよぉ〜』

ちか「ま、まずい、酔ってるじゃない…」

「酔ってるAちゃんも可愛いねぇ〜！
よし、決めた！今日はこの子お持ち帰りしちゃう！」

ちか「ええ！！社長さん、それはできないです…」

「なんでだよ。嫉妬か？見苦しいぞ〜」

ちか「違います！この子は今日だけ入ってもらってるだけで…」

「じゃあなおさらいいじゃないか。
ズルズル引きずらずに済むな。」

なんか頭クラクラする…

「Aちゃん、行こうか。」

『へ…どこに…』

？「ちょっと待ったぁ！！」