2話 ページ2
『里穂、おまたせ』
香山「A!遅いじゃん、なにしてたの?」
『いや、ちょっとね…』
別に言わなくてもいいよね…ってか言えない…
香山「ふーん…あ、そうだ!今日ね、新作コスメ買いに遊びに行こ?」
『あーうん。いいよ。』
香山「ありがとー!じゃあ早速行こ!」
基本、人と遊ぶのは苦手。気を使うのがしんどいから。でも里穂は私と唯一遊んでくれる子だから大事にしないと…
『やっぱ人多いね…』
香山「そりゃあクリスマス前だもんねー」
人混みは苦手…
香山「あ、ここのお店!ちょっと待ってて!」
『うん。』
みんなキラキラしてる…幸せそうな顔してるなー
?「ねぇ、君!」
『???』
誰だっけ…この人…
?「君、いま1人!?」
『いえ、友達を待ってるんですけど。』
?「このあと暇!?いいものあげる!」
渡されたのはライブのチケット。バンド名は聞いたとこともなかった。
『いや、この後も予定があって…』
たぶんスタバとか行くだろうし…
香山「Aおまたせ〜あれ?その人たちだぁれ?」
『里穂…』
里穂ならなんとかしてくれるかな…
?「俺ら、今夜ライブハウスで対バンするんだよ」
?「可愛い子見つけちゃったからさ、思わず声かけちゃったってわけ〜」
香山「え〜可愛いだなんて〜」
?「どう!?来てくれない?一番前の特等席を取っておくよ!」
香山「ホントですかぁ〜!じゃあ行きます〜!」
『え…ちょっと…』
香山「Aも行くよね?邦…なんとか好きだって言ってたじゃん!」
邦ロックね…好きだけど私は素人の対バンなんて興味ない…
香山「ね?行くよね?」
これは断れないやつだ。
『…分かった。行くよ。』
?「じゃあ7時に来てね!待ってるよ!」
香山『は〜い!』
友達付き合いってホントに大変…
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作者名:あむ | 作成日時:2018年10月22日 22時