安室さんはアーヤに一目惚れ！？

8、友達からの呼び出し ページ9

梓「彩ちゃんってモテるのね。」


梓さんは分かったみたいで、感心したように呟いてるけど……


私には分からない。


何だか仲間はずれをされたような気分になっていると……聞き覚えのある着信音が聞こえてきた。


皆もこっちを見ていて、明らかにそれは私のスマホ。


スマホを取り出して、すぐに出た。


彩「もしもし。」


友「もしもし。彩、今から大学に来てくれない？」


彩「えっ、どうして？」


友「なんか、今日課題提出らしくてさ。」


彩「えっ、嘘。そうなの？」


友「うん。だから、彩にも手伝ってもらいたいんだよね。彩もやってないでしょ？」


彩「やってないね。うん、分かった。すぐ行くね。また後で。」


友「うん。」


そこで切って、スマホをしまった後で顔を上げた。


妙に注目されてるのに違和感を感じつつ、おずおずと口にした。


彩「あの、私大学行かないと行けなくなったので帰りますね。梓さん、コナン君、またね。安室さんもまた。」


梓「うん、ばいばい！」


コナン「またね、彩姉ちゃん！」


安室「また来てくださいね。」


1度頭を下げた後、私は走って大学へと向かった。


ーーまた安室さんがじっと私を見つめていたことに気づかずに。

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