11th メッセージ ページ11
そらるside
急いでタクシーを捕まえ、まふまふの家に急ぐ
ついさっき渡してもらった息をのむほど綺麗なアレンジをしっかり置いたことを確認すると
スタッフさんが待つ、俺の家の近くのカフェに行く
「「すみません!遅れました!」」
待ち合わせ場所について開口一番、まふまふと俺はそういった
それは流石のスタッフさん、
「大丈夫です、ほんの数分ですし、始めましょうか」
と許してくれた
順調に打ち合わせは進み、ほどなくして俺たちは解放された
「そらるさん、今日どうするんですか…?」
「何が?」
「もう忘れたんですか!Aさんのアレンジ僕の家に置きっぱなしですよ!」
あー、だった
俺のそんな様子にまふまふはひどく反応し、頬を膨らませていた
「……取りいって、そのまま泊まっていい?」
もちろん、いいですよ!、とまふまふはいつもの笑顔で言った
家で俺たちが一番に手に取ったのは、もちろんあの小さなカード
二つに折りたたまれたそれには可愛らしい小さな文字で
「花言葉〜メッセージフラワー〜」と記されていた
Aさんらしいやと俺は一人で笑ってしまった
まふまふはといえば、黙々とそのカードを読んでいる
さて、俺も読むか
『彼方さんへ
彼方さんのアレンジに使った花は次の4つです
アイビー…〔友情・永遠の愛・破錠のない結・死んでも離れない〕
亜麻…〔あなたの親切を感じる〕、ブルーファンフラワー…〔あふれる可能性〕
レースフラワー…〔優雅なたしなみ〕のような花言葉を持った花たちです
アイビーと亜麻の花は、おふたりの仲の良さから選んだものです
ブルーファンフラワーとレースフラワーは、彼方さん自身から感じたものです
追記。このアレンジはふたつで、ひとつです…おふたりのためだけに… A』
読み終わって真っ先にまふまふのアレンジを見た
いや、見ようとした
なぜって、まふまふは誰にも見せるもんかというように自分自身で大事に包み込んでいたのだ
しょうがない、あとで見せてもらおう
もう一度カードにさっと目を通す
俺の中に響くもの、それは…
『アイビー…〔破綻のない結〕』
〔破綻のない結〕なんて、ユニットを組んでから今までで、
一番うれしい
だって、他人の目から見てそんな風に俺たちは見えてるってことだから
すごく、嬉しい
「Aさん…素敵な人だな…」
誰に対してでもないけど、そう呟いた
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年2月24日 0時) (レス) @page20 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
月音 - 他の小説は更新されてるのに( ;∀;) 続き待ってます! むり言ってすいません!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: 92b5bfb4f2 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - 不登校女子☆さん» 不登校女子☆さん!こちらにもありがとうございます(´;ω;`)ぜひぜひ更新させていただきます!がんばります! (2021年4月4日 17時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - え!!ここで?!更新停止中?!!!マジか......続きすっごく気になります!!花言葉も、お花の種類も、たくさん知れて嬉しいです!!かけたら、また、描いて欲しいです!! (2021年4月4日 17時) (レス) id: 67e9a9c4e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨夢 | 作成日時:2019年4月20日 13時