バイト歴 第8回 ページ10
your side
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ひと通り泣き終わり、葉音に促されるまま、カフェを出る
結局あの後、10分ぐらいぐすぐす泣いてしまった
親友は黙って私の背をさすって、大丈夫、ってずっと言っていてくれた
暮れかかった太陽が、目に染みる
だんだんと冷えていく夕暮れ時の冷たい空気が鼻をツンとくすぐる
また、泣きそう
葉「大丈夫…?家までついていこうか…?」
こんなに気を使ってくれる親友って宝物だなぁ
『ううん、大丈夫』
少し強引に親友を引きはがし、一人帰路につく
ガチャ
『ただいまー』
ドンッ、ぎゅう〜〜〜〜〜っ!!
弟「A姉ちゃん、おかえり〜〜〜〜〜♪♪」
うわお、どうした弟よ
『どうしたの急に、離れて、暑苦しいぃ―』
弟「はーーーーーーーーい」
と言いつつそばにぴったりくっついている
なんだこいつ、どうしたよ、え？
いつも以上に目がキラキラしてる弟に目をやる
弟「(/☆ω☆)/」
あ、ちょっと、和んじゃった
でも、葉音に言われたことが頭をよぎりすぐにうつむいてしまう
いぶかしげに顔を覗き込む弟に気付いていてもどうにもできない
弟「Aお姉ーちゃん…？大丈夫……？」
『うん、全然平気だよ！ところで宿題終わったの？』
弟「てへへ…終わってない…(；´∀｀)」
『もう、早くしなよ』
弟が部屋へ消える
弟のキラキラした、堂々としたオーラにココロが少し明るくなった
でも、そのオーラが私の心の後ろめたさをはっきりと濃ゆく映してゆく
そこまで考えて、ふっ、と自嘲の息をこぼす
ほんとに心が弱くなったなぁ
無意識のうちに弟さえ言い訳にしてる
それに気づかないぐらい、心がすり減ってしまっている
すべては自分のせいだけど
独りになると、ネガティブな自分が顔を出す
ココロを侵食して、少しずつ、少しずつ
闇色に染める
最近はよく考える
私はどうなっちゃうんだろうって
もう、感情もない人形のように、ただ“アンチ”をするようになってしまったら
そう考えると、怖くて怖くて
.
.
.
どうしようもなく消えたくなる
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雨夢(プロフ) - ふとんさん» ふとんさんありがとうございます！ここからどんどんクライマックスに向かってきますよ〜！閲覧ありがとうございます！ (2021年4月8日 18時) (
レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
ふとん - なんかシリアスになってきたッッッ！ (2021年4月8日 15時) (レス) id: 849ea30030 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - おもちてゃん。さん» おもちてゃんさんコメントありがとうございます！あっ、え、えと…ハンカチ入ります？？？？← 読んでいただきありがとうございます！ (2021年4月8日 7時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
おもちてゃん。(プロフ) - えっあの過去編見てたら目から出てくる汗止まんないんですけど？？？(誉めてます) (2021年4月7日 23時) (レス) id: 9b4a9a9308 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - Lunaさん» Lunaさんコメントありがとうございます！ドキドキさせられて私は内心ニヤニヤです← 最後まで更新頑張るのでどうかお付き合いください(´ω｀) (2021年4月5日 11時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨夢 | 作成日時：2019年3月10日 12時
