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11-1 一軍昇格メンバー発表 ページ46

その後、青道はメンバーを入れ替えながら戦い、結果、青道8点、黒士舘5点の、青道の勝利で試合は幕を閉じた。
試合が終わったあとも、Aは暫くグラウンド横のベンチに座ったままボーッとしていたが、これからバイトに入っていたことを思い出し、食堂へと足を向けた。

そして、Aが食堂でバイトを開始した頃、グラウンドのプレハブの中では…

「え!?もう決めてるんですか!?一軍入りのメンバーを…」

部長の太田が、驚きの声を上げていた。

「あぁ。夏への戦いは、もうすでに始まっている。選手選考に時間をかけているヒマはない。」

火のついた煙草を片手に、片岡が答える。
まさか今日のうちに片岡が結論を出すとは思っていなかった太田は、驚愕を隠せないでいた。
フーッ、と煙を吐き出してから、片岡は続ける。

「今すぐ選手を全員集めろ。」

* * *

「よっ…と…」

Aがいつも通り寮の夕食の準備を手伝い始め、途中で食堂の裏口から出てゴミを捨てに行こうとした時だった。

「出ていってどうする気だ?」

それほどボリュームは大きくないのに、無視することのできない存在感のある低い声が聞こえてきた。
一瞬自分に向けて言われているのかと思ったが、少し先に練習着のまま立っている部員達の後ろ姿を見つけ、声をかけられたのは自分ではないと理解する。

「辞退でもするつもりか?」

話しているのは、キャプテンの結城だ。
周りには、副キャプテンの伊佐敷、増子、それと倉持と…壁にもたれて御幸も立っている。
彼らの視線の先にいたのは、室内練習場の扉に額をつけるようにして立っている沢村だった。

「誰が何と言おうと、お前は監督に認められたんだ。ウチの戦力としてな…」

思わず物陰に隠れながら結城の話を聞いていたAは、目を見張った。
戦力として監督に認められた…ということは、もしかして、早くも一軍昇格メンバーが
発表されたのだろうか?
そして…沢村は、そのメンバーに…選ばれた?

「そんなお前が、選ばれなかった者に何て声をかける…」

しかし、それにしては沢村の様子が解せない。
両の拳をギュッと握り締め、俯いて歯を噛み締めているその姿は、まるで悔しがっているようだ。

11-2 選ばれるということ→←10-15 黒士舘戦―最高のボール―



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作品ジャンル:アニメ
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雪星(プロフ) - れいちぇるさん» こんばんは(^-^)/私も大好きです~(≧▽≦)なので気合い入れて書いてます(^^;はい、これからも頑張りますね!暫く原作丸写し気味な試合描写が続いてしまいますが…(^^; (2015年9月27日 19時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)
れいちぇる - こんばんは。 この、クリス先輩がプレーするところ大好きです!!感動です!!!(´;∀⊂) これからも更新頑張ってください!! (2015年9月27日 0時) (レス) id: fe9e519966 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - *モッチー*さん» *モッチー*さん、初めましてこんばんは(^-^)/…うぉぇっ!?ぜ、全部ですか!?うわー、うわー、なんか恥ずかしくてワタワタしております(^^;でも嬉しいですありがとうごさいます(≧▽≦)はい、これからも頑張りますねー(^-^)/ (2015年9月1日 19時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)
*モッチー*(プロフ) - 初めましてε(*゚∇゚*)ノ゙雪星さんの作品がどれも大好きで全部読んでいます! 春っちと初めて会話シーンみて、ついニヤニヤしてしまいました(笑)これからも頑張って下さい(´∀`*) (2015年8月31日 21時) (レス) id: 2a54e6e35a (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - まもたんさん» スッキリしていただけたようでよかったです(>_<)応援ありがとうございます(*^^*)はい、頑張りますね(^-^)/ (2015年8月24日 21時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪星 | 作成日時:2015年8月22日 12時

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