【ダイヤのA】部活終了後のマネージャー室《短編集》

【小湊亮介のいたずら】※下ネタ強(^^; ページ21

コンコンコン

「はーい。どうぞー。」

ガチャッ

「Aー。これ、この前言ってたDVD。」

「あ、亮介！持ってきてくれたんだー。ありがとう。」

先日、部活の合間に亮介と映画の話になり、ちょうど私が見たかったDVDを持っていると言うので、ありがたく借りることにしたのだった。

亮介からDVDを受け取った私は、何の気なしにパカッとケースを開き、中を見た。

…そこには、一糸纏わぬお姉さんが、あられもない格好で目を閉じている写真がプリントされたDVDが入っていた。

バフン！、と、この上ないスピードでケースを閉じる。

「りょ、りょ、りょりょ亮介ええぇぇ！？」

「なぁに？どうかした？」

私は無言で、ズイッとそのDVDケースを差し出した。
亮介はそれを受け取り、パカッと開いて…

「…現役女子大生ナマで…」

「タイトル読み上げるなああぁぁ！！」

「ゴメンゴメン、中身間違えたみたいだね。」

全く慌てず動じず、いつもと変わりない様子で亮介が言う。
な、な、なんでそんな落ち着いていられんのよ！

「そ、そういうの、なんで高校生が持ってんの！？」

「やだなぁ、健全な男子高校生なら、こういう商品の裏ルートの一つや二つ知ってるって。」

裏ルートって…。
この笑顔魔人が言うと、犯罪の臭いがしてくるのはなんでだろう…。

赤面しつつ呆れていると、なんだか亮介が嬉しそうに聞いてくる。

「何？興味あるの？モノ欲しそうな顔して。」

「モ…！だ、誰がそんなもん！」

「あ、もしかしてこういう普通なのじゃなくて、もっとアブノーマルな方が…」

「そういう事じゃないっ！」

「じゃあ女優が好みじゃなかったか。確かに顔がちょっと残念だね。」

「…亮介…遊んでるでしょ…」

「バレた？」

私はガックリと肩を落とした。
これは、ワザとこのDVDを入れてきて私に見せたな…。

「じゃあ、ちょっと中身交換してくるよ。」

目的を達成したからか、ニコニコと上機嫌に笑いながら、亮介は部屋を出て行った…。

＊＊＊

「…亮介…お前、何やってんだよ…」

「あれ、純。聞こえてた？」

「Aも一応女なんだからよ…。やりすぎじゃね？」

「まだまだ序の口なんだけどなぁ。…あ、純、これ見る？」

「んがっ！？……いや、お、俺は…！み、見ない…ことも、ない…つーか、ある…つーか…」

「…本能と理性のせめぎ合いが手に取るようにわかるねぇ…」


※ちと、やりすぎたかもしれません…。引いちゃった方いたら、ごめんなさい…。

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