忍術学園一年は組には女の子がいる part７

３４５話 ページ46

山田先生「学園長先生からのおつかいで変更になった。」






「「ほう！」」






山田先生「いちいち相づち打たんでいいわ！…ｺﾞﾎﾝ。え〜、それでそのおつかいと言うのが第三協栄丸さんの所へ海産物を受け取りに行くことだ。」






「「やったー！新鮮なお魚が食べられる〜！」」






ﾜｲﾜｲ！






庄左ヱ門「…山田先生。」






山田先生「…なんだ。」






庄左ヱ門「外に行くということはAは？」






「「は！」」






ﾜｲﾜｲ…ﾋﾟﾀｯ






山田先生「当然お留守番だ。」






「「え〜！やだ！」」






山田先生「やだじゃない！学園長先生もAは連れていくなと言っておられる。そうじゃなくてもAの事情から考えてもお留守番だ！」






兵太夫「それを言われると何も言えない…。」






「「…。」」






庄左ヱ門達は黙りこんだ。






司「ｺﾝ！」






静かになった教室で司が鳴いた。それに皆が司の横にいるAの方を向いた。






A〈皆、お祖父様…じゃなくて学園長先生からのおつかいだから仕方ないよ。私も早く皆と町に行きたい…。でもお魚いっぱい食べたいなぁ…。だからいってらっしゃい！〉






Aは紙に書いた言葉を皆に笑った。






「「…尊い。Aのお願いは全力で叶えるよ！」」






A【ありがとう！】ﾆｺﾆｺ






山田先生「お前達が駄々をこねても決定事項だかな。」






パンパン！






山田先生は騒ぎだしそうになっている庄左ヱ門達の意識を手を叩いて戻した。






山田先生「お前達。まだ話は終わってないぞ。今から歩いて行って帰ってくるのだと夕方になってしまう。なので実技授業も含め第三協栄丸さんの所まで持久走をする！」






「「えぇ〜！」」






山田先生「(無視)だが野外学習で土井先生が一緒ではないため上級生数人が一緒に行くことになっている。」






喜三太「誰だろ？」






金吾「さぁ？でも持久走なら委員会でもやってるし自信はあるよ！」(フラグ)






小平太「お！金吾は走ることが好きだったのか！今まで手加減していたが次の委員会では全力で走る事にしよ！」(回収)






金吾「……。」ﾌｰ…






喜三太「きゃー！金吾の魂が口から出てるー！」






虎若「急いでしまって！」






団蔵「えいやー！」






キュッポッ！






金吾「は！」






「「ふぅ…危なかった！」」






山田先生「こら、声をかけなさい。」

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