忍術学園一年は組には女の子がいる part７

３３６話 ページ37

元気に返事をするAの頭を撫で二人は出て行った。






A【疾風、ありがとう。】






疾風「ｸﾞｩ…」ｽﾘ






疾風はAの側まで来て優しく体をすり付け返事をした。






土井先生「A、一度席に座りなさい。お前達もだ。」






「「はーい。」」






A【はい！】






A達が席に座ると土井先生は話始めた。






土井先生「さて、今日も授業が思うように進まなかったがそろそろ午前の授業は終わりだ。」






「「やったー！」」






土井先生「喜ぶな！明日は寝ないようにする事！」






「「はーい！」」






ゴーン…ゴーン…






土井先生「鐘がなったな。よし、今日はここまで！」






「「ありがとうございました！」」






A【ありがとうございました！】






庄左ヱ門「彦四郎や伏木蔵達を迎えに行こう。」






「「おー！」」






喜三太「庄左ヱ門〜。僕はAと一緒に疾風に乗ればいいの？」






庄左ヱ門「そうだね。」






喜三太「りょうかーい。A、抱っこするよ。」






A【ん！】






喜三太「よいしょ。」ﾋｮｲ






喜三太はAを抱っこして側に来ていた疾風に乗った。






喜三太「疾風ありがとう。落ちないように気を付けるね。」






疾風「ｶﾞｩ。」






庄左ヱ門はAと喜三太が疾風に乗った事を見てから教室を出た。






A達は、彦四郎や伏木蔵達と合流して食堂へ向かい無事皆がご飯を貰い席に着いた。






ちなみに席はAを膝に乗せた喜三太、その両隣にしんべヱと平太そしてAの向かい側は庄左ヱ門が座った。






伝七「…何でいつも庄左ヱ門がAの近くに座るんだよ。僕も近くに座りたい。(小声)」






庄左ヱ門「伝七、何か言った？」






兵太夫「…。」ﾆｺ






伝七「何も言ってないよ！兵太夫は笑顔で紐を握らないで！」






兵太夫「ぶ〜。せっかく新しいからくりの出番かと思ったのに〜。」






三治郎「残念。また今度だね〜。」






からくりを発動できると期待していた兵太夫と三治郎は少しがっかりした。






伝七「何で小声を拾うの！？少しでもいい思いしたいよ〜。(小声)」






左吉「どんまい。」






一平「Aガチ勢だから仕方ないよ。」






彦四郎「むしろ庄左ヱ門がAの近くにいるのは当たり前？でも伝七まだ近くに座れるチャンスはあるよ！」






伝七「チャンス？」

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