忍術学園一年は組には女の子がいる part７

３２２話 ページ23

庄左ヱ門「ふむ…。伊作先輩、耳を貸してください。」






伊作「ん？何々？」






庄左ヱ門「あの…ﾋｿﾋｿ。」






伊作「うん、うん…。ん〜…。まぁ少しならいいよ。」





庄左ヱ門「わかりました。A。」






A【…？】ｺﾃﾝ






『『あぁ、可愛い。』』






庄左ヱ門「あのね…。…って事なんだけどやってくれる？」






A【うん！沢山食べてもいいの？】






庄左ヱ門「それはダメ少しだけだよ。じゃあ行っておいで。」






庄左ヱ門はAを膝から下ろし、Aは三郎と勘右衛門の方に歩いていった。






三郎と勘右衛門はAが何をしようとしているのか黙って様子をみた。






A【勘ちゃん先輩、三郎先輩。】ｸｲｸｲ





勘右衛門「(くっ、服の袖を引っ張るA可愛い！)なぁに？」






三郎「(目の前にいるのにわざわざ服の袖を引っ張るなんて可愛い！)どうした？」






A【えっと、お願い事がありまして勘ちゃん先輩の羊羮をあとで少しだけ食べさせて下さい！】






勘右衛門「可愛いお願い事だね！うーん…本当だったらイヤ！って言うけどAならいいよ！食べさせてあげるから俺にも食べさせて？」






A【やった！いいですよ！】ﾆｺﾆｺ






勘右衛門「もう本当に天使みたいに可愛いね！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ






A【えへへ！あ、三郎先輩！】






三郎「(俺にはどんなお願い事だろう…。)なんだ。」






A【あの三郎先輩の(焼き魚の)白いの(身)を食べさせて下さい！】






三郎「！？」






伊作「ちょ、ちょっと！A！」






留三郎「その言い方だと誤解を招く！」






A【？】ｺﾃﾝ






三郎『白いのを食べさせて下さい…だと？それってそういうことで良いのか！それなら…。』






三郎「A、Aがそういうなら皆が見てる中でも俺は頑張るぞ。でも二人っきりになりたいから別の場所に移すか。」(若干暴走中)






ガシッ






雷蔵「…すぐにそっち方面で考えるの止めてくれる？せっかく庄左ヱ門がくれたAとの触れたいを変な妄想でなくしたいなら止めないけど。」






三郎「す、すみませんでした。以後気を付けます…。(でもAが誘ってくれるならいつでも大歓迎です。)」






雷蔵「何か言った？」ｸﾞｯ






三郎「(心読まれた！？)イタタタァ！いえ！何も言ってません！」

３２３話→←３２１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す