忍術学園一年は組には女の子がいる part５

２０８話 ページ9

仙蔵「うるさい。(バカ八郎が！私はまだ求婚もしていないのに！)」←その前に告白だろ




心の中で文句を言う仙蔵。腕の中のAは赤面中。




そのまま一同はAの部屋の前に到着。すると。





スー





隣の庄左ヱ門と伊助の部屋が開いた。





庄左ヱ門「あ。先輩方こんばんわ。A、戻ってきたの？ってどうしたの？赤面して。」ﾁﾗ




プイ




庄左ヱ門にチラ見された仙蔵と喜八郎は明後日の方をみてタカ丸は苦笑いした。それを見て庄左ヱ門は。




庄左ヱ門「立花先輩、Aを下ろしてください。」




仙蔵「わかった。A下ろすぞ。」ﾄﾝ





庄左ヱ門に言われ下に下ろされたAは庄左ヱ門に抱きついた。





庄左ヱ門「おっと。どうしたの？嫌なことされた？」




A【ﾌﾙﾌﾙ！】





庄左ヱ門「ふむ…。(と言うことは立花先輩か綾部先輩に告白じみた事でもされたか、それなら。)」





庄左ヱ門はAと先輩達の行動で何があったか察した。




庄左ヱ門「A、これからそう言うことを言われる事もあるかもしれないけど、一々赤面してたら相手の思う壺だよ。心の乱れを相手に知られないようにしないと。」





A【…そうかなぁ。】





庄左ヱ門「そうだよ。僕の事が信じられない？」





A【そんなことない！】ﾌﾙﾌﾙ！





庄左ヱ門「それならこれからは流せるようにしようね。」





A【うん！】





Aと庄左ヱ門の会話を聞いていた三人は。




『『なんでさっきあった事知ってるのかツッコミいれた方がいいのかなぁ…。』』




何で知ってるのかツッコミを入れるか迷う先輩組。




庄左ヱ門「さぁ。舞の準備の最中でしょ？綺麗にしておいで。」




A【うん！】




庄左ヱ門は出てきた部屋に戻って行った。




タカ丸「それじゃあ衣装を選んで髪を結おうね！」




A【はい！】




喜八郎「何か話を流された気がするのですが…。」




仙蔵「庄左ヱ門だから仕方ない。行くぞ。」




喜八郎「…はーい。」





Aとタカ丸に続いて仙蔵と喜八郎もAの部屋に入って行った。





パタン




伊助「あれ？庄左ヱ門、厠に行ったんじゃなかったっけ？」




庄左ヱ門「そうだけど、それどころじゃない。皆緊急事態発生だよ。」





きり丸「何だよ。漏らしたのか？」





庄左ヱ門「それは大丈夫。漏らさないから。」




兵太夫「それじゃあ何？」

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