239話 ページ40
一年生達の目線が伝七に向いた。
伝七「(一緒に入りたいけど体を洗う!?あの柔らかい肌を僕の手で綺麗に洗ってあげる…。)…。」プシュゥゥゥ
伝七は自分がAの体を洗う事を想像した。すると顔が赤らめ頭から湯気がたった。
庄左ヱ門「無理だね。じゃあ僕でいい?」
「「いいともー!」」
藤内「一年生からは庄左ヱ門って事であとは二人。孫兵と三之助、四郎兵衛からだけど…。」
チラ
藤内は困ったように上級生のほうを見た。それを見て三郎は八左ヱ門の肩に腕を回して言った。
三郎「八。出番だ。伊賀崎を止めろ。」ヒソ
八左ヱ門「おう。それよりも三郎、何で肩に腕を回した。」ヒソヒソ
三郎「なんとなく。」
八左ヱ門「おまっ!まぁいいか、ほら腕を外せって。」
三郎「へぇーい。」
八左ヱ門は三郎からの絡みを軽く流し孫兵に話しかけた。
八左ヱ門「まごへ…
孫兵「嫌です。」
…まだ何も言ってないだろ。」
孫兵「言わなくてもわかります。どうせAと入るなって言うのでしょ?」
八左ヱ門「いいや。違う。いくらお前がAを嫁にしたいくらい大好きで、何なら体も心も欲しいほど危険だとしても、そう何度もダメだって言われると不満しかないだろ?」
孫兵「そうですね。不満です。」
『『否定しないんだ…。』』
八左ヱ門が言った孫兵のAに対する思いを否定しなかった事に皆心の中で呟いた。
皆がそんな事を思っているとは知らず八左ヱ門と孫兵の話しは進む。
八左ヱ門「それに孫兵はAと今度お風呂に入る約束をしたんだろ?」
孫兵「はい約束しました。」
八左ヱ門「それじゃあ別に今日でもいい話だ。」
「「え!?」」
周りは八左ヱ門が孫兵を止めるのではなく入ることに賛成するような言い方をしたため驚きの声が上がった。
孫兵「それなら…
八左ヱ門「だけど!」
!!」
孫兵の言葉を遮り八左ヱ門は言う。
八左ヱ門「そうすると孫兵は雷蔵と兵助がAの髪を洗ったり、庄左ヱ門が体を洗ってるのを見るだけになる。」
孫兵「!!」
八左ヱ門「それにAは今日倒れてもいる。それも考えて今日入りたいなら止めない。一緒に入るならAの体調が良く、孫兵が体や髪を洗ってもいい時のほうが良くないか?」
孫兵「………。」
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467907 - 毎日小説を楽しみにして見ています。これからも更新頑張ってください。 (2019年12月13日 21時) (レス) id: b37af81138 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 本当に面白い小説ですね。毎日更新楽しみにしてます。提案なんですけど、主人公が少しおめかしして上級生と街へ出かけるのはどうですか。出来ればアルバイト組の中から選んでほしいです。もしよければネタに使ってください。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年11月29日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
キュラ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日素敵なお話を更新して下さりありがとうございます。忍たまの作品の中で一番愛読しております…!主人公ちゃんが可愛らしく、また忍たまとの絡みがとても好きです。これからも応援しています。無理なさらない程度に頑張って下さい! (2019年11月28日 8時) (レス) id: ebd8741ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。お風呂の相手なんですけど、主人公に恋愛感情を持ってなさそうな人で選ぶのはどうですか?四年生~六年生で主人公を妹みたいに思ってる人がいいです。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月25日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - わかりました。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月24日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年10月23日 13時