104話 ページ5
三郎はイタズラが成功したような顔をすると
三郎「A。唇以外に口づけをするのは南蛮では挨拶みたいだぞ。誰にもするのではなく親しい人にしかしない挨拶らしい。ちなみにこれは異性にだけらしい。」
A【そうなのですか?】
勘右衛門は、三郎の話に乗り
勘右衛門「本当だよ。最近その事が知れてきたみたいなんだ。」
いつもならすぐに何か言うはずの庄左ヱ門が何も言わなかった。
庄左ヱ門『鉢屋先輩なら、少し事実を交えながら嘘で話を繋げるくらい簡単なはず。そして今こんなことをしたのには訳があるはず…」
庄左ヱ門が考え事をしながら、三郎たちを見ていると、三郎が庄左ヱ門の方を見てニヤリと笑った。
庄左ヱ門は気づいた。
庄左ヱ門『そうか!さっき僕が考え事をしていたのに気づいてヒントをくれたんだ!
鉢屋先輩ありがとうございます。ですが、Aに許可なく口づけしたことは許しませんよ。』
庄左ヱ門は上級生なら聞こえる声で
庄左ヱ門「鉢屋先輩、ありがとうございます。ですが3日ほどAを抱っこすることを禁止します。」
三郎「え!?なんで!せっかくヒントあげたのに!!」
庄左ヱ門「許可なくしたので。」
三郎「こんの!過保護ー!」
庄左ヱ門「何とでも。A、きり丸、彦四郎行こう。」
勘右衛門「え!俺も挨拶したい!」
庄左ヱ門「頭を撫でるのも禁止しますか?」
勘右衛門「すみませんでした!」
庄左ヱ門の一声で引き下がる勘右衛門
そのまま庄左ヱ門たちは一年生組の集まってる所に向かった。
三郎「何でだ。せっかく悩んでたし教えてやっただけなのに…。」
勘右衛門「いいじゃん。3日で俺はいつ抱っこしていいのかわからない状況なのに!」
三郎「それは、自業自得。雷蔵達見つけたし行くか。」
勘右衛門「そうだね〜。」
これにて、学級委員長委員会の1日体験(学園案内)が終わった。
Aたちが、一年生組に近づくと
伊助「すぐ来なかったけどどうかしたの?」
団蔵「鉢屋先輩の声も聞こえたけど?」
庄左ヱ門「何でもないよ。それじゃあ座ろうか。」
庄左ヱ門の言葉にいち早く反応した伝七は
伝七「A!こっちあ
きり丸「A、乱太郎の所二人座れるし行こうぜ!」
いてる…」
またもや、言葉を遮られ隣に座れなかった伝七。
伝七と一平の間に彦四郎が座ると
彦四郎「頑張れ。」
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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時