124話 ページ25
Aと伝七が寝たことを確認した兵太夫は、
兵太夫「それで?僕たちが納得できる理由があるんだよね庄左ヱ門?」
兵太夫は、説明するように庄左ヱ門を急かした。
庄左ヱ門「怒らないで、兵太夫。今回は僕たちに非がある。」
兵太夫「非?間違いがあるってこと?」
庄左ヱ門「そう。僕たちは伝七を弄るために嘘をAに教えた。Aが疑うことなく嘘を真実だと受け止めた。僕たちを信頼しているから信じたA。すなわち、嘘を教えた事が間違いだった。
Aが伝七に一緒に寝るのを誘うとは思っていなかったけど、教えた事が嘘だと教えて不信に思われるのを防ぐために今回は許したんだ。」
団蔵「確かにそれなら僕たちに非があるね。」
兵太夫「まぁ、弄りすぎたから今回は仕方ないかぁ。」
兵太夫の言葉に他のは組のみんなも頷いた。
庄左ヱ門「納得したならこの話しは終わり。あと金吾。」
金吾「何?」
庄左ヱ門「ちょっと七松先輩の所に行くからついてきて。」
金吾「なんで?」
庄左ヱ門「明日の委員会見学って体育委員会でしょ?その事で言っておく事があるの。」
金吾「わかった!着いていく!」
庄左ヱ門「ありがとう。みんなは眠くなったら先に寝ててね。」
いろは組「わかった!」
庄金「行ってきまーす!」
いろは組「いってらっしゃーい!」
庄左ヱ門と金吾は六年長屋に向かった。
左吉「それにしてもお前たち、Aが不信に思うからって伝七と寝るのをよく許したな。」
兵太夫「左吉。勘違いしないで。」
団蔵「僕たち、少しも許してないから。」
一平「え?でも庄左ヱ門はいいって言ったよ?」
三治郎「そんなの今だけだよ。」
きり丸「今だけは幸せで寝て起きたら…どうなるんだろうなぁ〜。」
は組「あははは…。」目が笑ってない…。
いろ組『こっわー!伝七ご愁傷様…。今だけはいい夢見れるといいね…。」
兵太夫「とりあえず僕と三治郎でAと伝七を挟むことにして寝るでしょ。」
三治郎「元々はAの間だったしね。」
虎若「おまけがいるだけ。」
兵太夫「朝起きた時にAから離した伝七をカラクリに引っかけるようにしておく?」
三治郎「それいいね!どんなカラクリにする?」
兵太夫と三治郎は楽しそうにカラクリについて話始めた。
それを見守るい組とろ組、笑顔の他のは組であった。
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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時