83話 ページ34
三郎「何の会話かは、私がAの通訳、きり丸が中在家先輩の通訳をしてわかっているが、A中在家先輩の声を聞き取れるのか?」
A【はい。集中すれば小さい声も音も聞き逃しません。】
彦四郎「スゴいね!」
A【ありがとう。彦くん。】
勘右衛門〈絶対記憶術以外にもそんな事ができるなんて。〉
三郎〈絶対記憶術からの応用かもしれないな。〉
本棚に向かっていた長次がAのそばまで来た。
長次「モソ。モソモソモソ。モソ。(A。この本がおすすめだ。あときり丸。)」
きり丸「はいこれ。A用の貸し出しカード。長次先輩が用意してくれたんだ。」
A【わぁぁ!ありがとうございます!中在家先輩、きりちゃん!】
長次「モソ。モソモソ。(長次でいい。雷蔵から聞いたが、学園案内の途中なら次に行くといい。)」
きり丸「A。その本俺が手続きとあとで渡すよ。だから、続きしてこいよ。」
A【はい!長次先輩!きりちゃんもありがとう。よろしくね!】
きり丸「どういたしまして!」
三郎「よかったな。A。では、失礼します。」
三郎はまたAを抱き上げ部屋を出た。
勘右衛門「あ!待って!失礼します。」
庄左ヱ門、彦四郎「失礼します。」
勘右衛門たちは三郎を追いかけた。
長次ときり丸は
長次「モソ。(きり丸。)」
きり丸「何ですか?」
長次「モソモソモソ。(他の図書委員を紹介し忘れていたがよかったのだろうか。)」
きり丸「まぁ、忘れていたのは仕方ないですし、図書室は静かにしないといけないですから、また次の機会に別の部屋で紹介しましょう!」
長次「モソ。(そうだな。)」
長次は、他の委員の紹介をし忘れていて近くにいたきり丸に聞き、きり丸の返事に納得した。
図書室を出たAたちは、食堂によりお茶を飲んだ。
三郎「次は、火薬委員会だから兵助の所か。A移動し続けているがしんどくないか?」
A【私は、三郎先輩と勘ちゃん先輩に抱っこされているので大丈夫です!ありがとうございます!】
勘右衛門「お礼なんていいよ!俺たちがしたくて抱っこしてるんだもん。」
三郎「抱き心地がいいからな。軽いし。」
庄左ヱ門「お茶も飲んだ事ですしそろそろ次に行きますか。」
彦四郎「そうだね。」
勘右衛門「それじゃあ行こっか。三郎、次は俺だよ。」
三郎「わかってる。はい。」
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リム - 毎日更新お疲れ様です。次回で記念すべき第100話いつまでも変わらないクオリティーありがとうございます。 (2019年8月6日 23時) (レス) id: e379c972ce (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみです。更新がんばってくださいか続きが楽しみです。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
茉優 - 毎日楽しく読んでます。更新楽しみに待ってます(*´ω`*) (2019年8月4日 15時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみにしています。更新がんばってください。続きが楽しみです。 (2019年8月4日 7時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - リムさん» リムさん、コメントありがとうございます!自己満の為に始めた小説を楽しみにしてくださっている人がいる限り毎日更新は小説完結まで続けていきます!まだまだ終わりませんのでお楽しみに! (2019年8月3日 22時) (レス) id: 345f674abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月19日 20時