66話 ページ17
勘右衛門「身長が低い割にはなかなかあると思うよ。」ジー
疾風「ガウ。」スパーン
庄左ヱ門「どこ見てるんですか。」
疾風は尻尾で勘右衛門の頭を叩き、庄左ヱ門には冷めた目で勘右衛門を見ていた。
A【?】
庄左ヱ門「Aは、知らなくていいよ。」
A《うん、わかった。》
庄左ヱ門に、そう言われ頷くA。
午後の授業まで、まだ時間がある頃。
勘右衛門の膝に乗り、木陰の木漏れ日の暖かさでウトウトしだすA。
勘右衛門「眠いの?A。」
A【だいじょうぶです…】
三郎「まだ時間はあるんだから寝たらいいぞ。起こしてやるから。」
A【でも、せんぱいのおひざで、ねるのはわるいです…】
庄左ヱ門「A。眠いの?眠くないの?どっち。」
A【庄ちゃん…ねむたい…】
庄左ヱ門「じゃあ、寝よう。僕が側にいてあげるから。
それに、無理して起きて午後の授業でAが怪我したら、僕たち発狂するよ。」
三郎、勘右衛門『確かにしそうだな。』
彦四郎『なんだか、想像できるよ…』
A【それじゃあ、少しだけおひるねする…おやすみ…】クー
三勘庄彦「おやすみ。」
Aがお昼寝しだすと、疾風の側にいた司がAの膝に乗り一緒に寝始めた。
庄左ヱ門「流石は司。春先で暖かいと言っても風邪を引くかもしれないから、念のために乗ったんだね。」
司は尻尾を一振りして答えた。
三郎「それにしても庄左ヱ門。お前たち、あからさまに伝七の邪魔をするのは可哀想じゃないか?」
庄左ヱ門「それは、Aを好きになるのはいいですけど、僕たちの事を邪魔者扱いする奴にAをアピールする資格はないです。
僕たち、昨日Aの部屋で会議をしまして、Aを好きになる人の扱いについて話しました。」
勘右衛門「それは?」
庄左ヱ門「僕たちの守りの鉄壁を乗り越え、Aを大切にしてくれる人です。
乗り越えるって言っても暴力で乗り越えるのではなく僕たちに認められた人の事です。」
勘右衛門「過保護だね。」
彦四郎「頑張れ伝七。」
三郎「ふむ…わかった。」
庄左ヱ門は、三郎の台詞に反応するも他の皆が戻ってくるまで学級委員長委員会のメンバーで話をしていた。
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リム - 毎日更新お疲れ様です。次回で記念すべき第100話いつまでも変わらないクオリティーありがとうございます。 (2019年8月6日 23時) (レス) id: e379c972ce (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみです。更新がんばってくださいか続きが楽しみです。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
茉優 - 毎日楽しく読んでます。更新楽しみに待ってます(*´ω`*) (2019年8月4日 15時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみにしています。更新がんばってください。続きが楽しみです。 (2019年8月4日 7時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - リムさん» リムさん、コメントありがとうございます!自己満の為に始めた小説を楽しみにしてくださっている人がいる限り毎日更新は小説完結まで続けていきます!まだまだ終わりませんのでお楽しみに! (2019年8月3日 22時) (レス) id: 345f674abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月19日 20時