忍術学園一年は組には女の子がいる

２８話 ページ29

乱太郎は、止まったAを捕まえる為に走る速さを速めた。


乱太郎「A、捕まえ「えい！」た、え？」


あと少しで触れる所で突然声が聞こえてきた。かけ声と共に、乱太郎のすぐ目の前に縄が張られ、スピードを落とすことが出来ずに、そのまま縄に引っ掛かった。


乱太郎「うわぁぁぁ！」
ｶﾞｯ、ズザァァァ
乱太郎が転けた。


三治郎「よし！成功だ！」


乱太郎「あいたたた、え？三治郎？」


団蔵「三治郎だけじゃないよ！」
虎若「僕もいるよ！」


乱太郎「えぇぇぇ…なんかよく分からないよ…とりあえず立とうってあれ？」


ここで、不運発動


乱太郎「あれ？眼鏡がない、どこだろうってうわぁぁぁ！」


乱太郎は、眼鏡がないとボヤけてしまうので慌てて眼鏡を探そうとするも近くにあった石に躓き転がり目を回してしまった。


乱太郎「うぅぅぅ…」


A【……】
団三虎「さすが、不運委員会って言われる保健委員会だけある…」


なんとも言えない雰囲気だったが

ピーーー

A【！】

団蔵「伊助達が庄左ヱ門達を見つけたみたい！」


虎若「僕達も行こう。」

三治郎「乱太郎どうする？とりあえず、眼鏡だけでも近くに置いとく？」


Aは苦笑しながら頷いた。


団蔵「A。はい、抱っこ。」


Aは、団蔵に抱っこされ虎若と三治郎達と音が鳴ったほうに向かった。


A達が去ると、山田先生達が出てきた。


山田先生「A達は、作戦通りにだったみたいだがまさか乱太郎に不運がおこるとは…」


兵助「可哀想を通り越して不憫で仕方ないですね…」


伊作「乱太郎…」


他の5、6年生「うんうん。」


山田先生「まぁ、伊作。乱太郎を抱っこして上げなさい。」

伊作「はい。」


山田先生「それじゃあ、追いかけるとするか。」


山田先生達はA達を追いかけた。

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