忍術学園一年は組には女の子がいる

１１話 ページ12

ヘムヘム「ヘームヘム!」

カーン

土井先生「よし、午前の授業はこれにて終了する！」

は組「やったー！」

Aは苦笑した。

Aは、初めての授業にも関わらずきちんとついてきていた。

土井先生『流石、学園長先生が才能があると言うだけある。』

心の中で感心していた。


しんべヱ「やっと授業が終わったね〜、お昼ご飯の時間だ！」


乱太郎「そうだね！お腹が空いたよ。」

きり丸「本当だよなー。」

庄左ヱ門「みんなで、食堂まで行こう。」


みんな賛同した。

食堂と聞いてAは、庄左ヱ門の袖を引いて

A《庄左ヱ門くん、疾風と司も行ってもいいの？》

庄左ヱ門「そうだね…乱太郎、三治郎先に行っておばちゃんに、動物を中に入れても大丈夫か聞いてきて！」

乱太郎、三治郎「わかった！」


そう返事をして走っていった。

庄左ヱ門「それじゃあ、僕たちは歩いて行こ。A疲れたら言ってね。」

A《ありがとう！》


しんべヱ「じゃあ、食堂まで僕と手を繋いで行こ！」

喜三太「しんべヱだけずるい！僕は反対の手を繋ぐ！」


その言葉にAは頷いた。

庄左ヱ門「土井先生、僕たちお昼ご飯食べてきます。」

は組「行ってきまーす！」

土井先生「あぁ、行ってらっしゃい。」


は組の子供達は、教室を出ていき最後尾に背中に司を乗せた疾風が歩いて行った。

その子供達を見て土井先生は嬉しそうにして、職員室に向かった。


食堂までの道の途中

しんべヱ「Aは、嫌いな食べ物ある？」

Aは、首を振った。

喜三太「好き嫌いないって凄いね！食堂のおばちゃん、お残しは許してくれないから〜」

兵太夫「そうなんだよな〜、土井先生とかよくおばちゃんに怒られてるよね！」

きり丸「本当に！土井先生練り物嫌いだからな。」


お喋りしながら歩いていると

伝七「あ！アホのは組だ！」

は組「アホって言うな！一年い組の黒門伝七！」

道の角から一年い組が歩いて来た。


伝七「なんだよ！アホにアホって言って何が悪い！」

兵太夫「確かに僕たちはアホだけど！アホじゃない子だっている！」


左吉「は組にそんな奴いたか？」

団蔵「奴じゃない！Aだ！」


伝七「名前を聞いているんじゃなくて、何処にもいないじゃないか！これだから、アホのは組は。」


その時Aは、兵太夫と団蔵の背中に隠れてしまっていた。

庄左ヱ門「あぁ、隠れて見えないだけか。兵太夫、団蔵少し横にずれてあげて。」

兵太夫と団蔵は横にずれた。

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