オタクとオタク #15 ページ17
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チョロ松side
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「はぁーっ!もう幸せ!!握手できたし、お話もできたし…
_____この手、洗いたくないなぁ…」
ふふふふふ、と笑いながら自分の右手を見つめるA。
一方、僕はボーッとただAの様子を見ているだけ。
Aが好きなアイドル、ワンくんは僕から見てもかっこいい。顔は小さくて整っているし、スタイルも良い。言ってみれば完璧。
僕はというと、顔は普通よりも下だし、スタイルも良くないしニートだし、童貞だし。
全然ワンくんに敵う要素がない。
「_____ねぇ、A。」
「んー?」
幸せの余韻に浸っていたのにわざわざこちらを向いてくれるA。僕だったら無視するね、特におそ松兄さんからだと。
「今日さ、僕の家来ない?
夕飯、食べて行きなよ。」
昨日と一昨日のお礼も兼ねて、というとパァっと笑顔を見せるA。
勿論、そんなのただの言い訳。本当はAと一緒にいたかった。
「もちろん!!
_____でも夕飯はいいよ。松代さんにも悪いし。」
「うーん…
まぁ、とりあえず僕の家行こっか。」
何とかAを誤魔化して、家へ向かう。当たり前だけど、夕飯は僕の家で食べるよ、母さんは絶対そう言うと思うし。
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「ただいまー。」
「お邪魔します…」
Aが遠慮がちに玄関に入るとドタバタとうるさい足音と共に現れた赤いパーカー。
おそ松「Aじゃん!!久しぶり!!」
目をキラキラと輝かせ、Aと仲良さそうに話すおそ松兄さん。
「_____僕は?」
おそ松「お、おぉ!チョロ松。おかえり。」
「あ、A。玄関で立ち話もなんだし上がろ。
2階にみんないると思うから。」
綺麗に並べられた5つの靴を見る。うん、絶対いるな。
「じゃ、お言葉に甘えて…」
母さんはいないみたいだ。きっと買い物だろう。
_____にしても。
Aにベタベタしすぎだろ!!!!おそ松兄さん!!!!
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グミ - いい話だ〜〜〜お幸せに!! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 3854e4b4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみ - チョロ松か、可愛い・・・///最高です!面白かったです。ありがとうございました。 (2017年12月20日 20時) (レス) id: 077d2204f2 (このIDを非表示/違反報告)
しおみや なぎさ - 面白かったです! チョロ松推しなので夢主ちゃんと幸せになることを願います♪ 超絶可愛いよ〜!チョロ松! (2016年10月1日 12時) (レス) id: eb84659cfd (このIDを非表示/違反報告)
秋桜 - 最高ぉぉぉぉおおお〜!! (2016年8月11日 18時) (レス) id: 197db962be (このIDを非表示/違反報告)
愛松 - 私は、チョロ松の良さが分からなかったのですが、チョロ松girlになりました (2016年5月2日 10時) (レス) id: de53d93ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月 | 作成日時:2016年4月6日 18時