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固まった私を見て、五条先生はゆっくりと指を話す。
五条｢これは僕がしたいからいいの。
貴重な時間なのはAも一緒でしょ？｣
五条先生は特級呪術師。
私と同じ価値なはず無いのに、目隠しごしに私をジッと見ていう。
まるで“違うとは言わせない”という様に。
『…はい 』
五条｢それに、Aはもっとワガママを言うこと。｣
『ワガママですか…？』
五条｢そう。
何が欲しい？て聞いてもAは生活必需品しか答えてくれないでしょ？
野薔薇とか悠仁みたく、コスメとかゲームとか、
ワガママ言っても良いんだよ。｣
そう言われて考える。
何か欲しいもの…
本も、ゲームも、コスメだって、そこまで欲しいとは思わない。それよりも、
『…私は、皆と一緒にいるのが好きですっ。
オシャレして街を歩く野薔薇ちゃん、
ワイワイ騒ぎながらゲームする虎杖くん、
ゆっくりと本を読む伏黒くん。
五条先生のプレゼントで喜んでる皆を見るのが…隣にいるのが大好きです！
だから、私のプレゼントはもう貰ってますっ！』
これが答えだと思う。
五条先生には物で買えない物を沢山貰っている。
五条｢ふふっ、そっか。
“皆と一緒にいる”ね。じゃあ今夜は皆でパーティしよっか！！
ボードゲームなんてどう？皆で楽しめそうじゃない？｣
『わぁ！いいですね！ボードゲーム！』
五条｢はい！決ーまり！じゃあ今度は僕がワガママ言う番！｣
『は、はい！私に出来ることなら…！』
五条先生の“ワガママ”てなんだろう。
ジェットコースター！とかコスプレ大会！とか、何だか良くない事が頭に浮かんでくる。
すると｢ちょっと耳貸して！｣とニヤニヤして言う五条先生。
本格的に、怪しいぞと思いつつ体を前のめりにすると、
五条｢僕は…
Aと“一緒にいるのが好き”だよ。
だから今日はずっと一緒にいて欲しいな。｣
『えっ！？』
低く落ち着いた大人の声に、バッと自分の耳を塞いで五条先生を見るとクスクスと笑っている。
五条｢僕のワガママ。聞いてくれる？｣
『…！はい！』
一緒にいたいのは私だけじゃないんだ。と私は口元を緩ませた。
∞----------------------∞
ゆるーいイチャイチャを書いてみました！
あー、五条先生って色々ずるい。あーー。
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エル - 全裸待機してます！！ (2022年9月29日 0時) (
レス) @page33 id: f64a271241 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻 - 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年5月4日 20時) (レス) @page34 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
灰音 - 面白かったです！ (2022年1月25日 21時) (レス) @page34 id: 2bb9e850cc (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち - めちゃくちゃこの作品好きです！体に気をつけて更新頑張ってください！ (2021年11月22日 17時) (レス) @page34 id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このお話大好きです！無理せず体を休めながら更新頑張ってください (2021年10月1日 18時) (レス) @page34 id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2021年8月15日 0時
