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緑谷｢虎杖くん凄いね！
最近手にした個性をあんな器用に扱えて、ヒーロー科に転校できちゃうって、、
個性がでて良かったねっ！｣
純粋に喜ぶ緑谷くんに、私たちは心が痛くなった。
この
虎杖くんは沢山の死をみて、ドロドロとしたものと戦って、挙句、執行猶予までついている。
とても喜べるものではなかった。
虎杖｢んー、、
…俺の体に
緑谷｢え？子供の頃から憧れてた…んだよね？｣
そう聞く緑谷くんに、虎杖くんは首を横に振った。
虎杖｢いや、この力貰う位なら無個性の方が良かったな。
俺の中にある
人間なんて触れずに一瞬で殺せる、…《死神》みたいなもんなんだ。
緑谷の言う通り「殺せるくらい強い個性」だよ。
そんな奴が俺の中に入っちゃったから、俺の事を｢悪魔だ｣｢死神だ｣てさ。
酷いよな。もう、大騒ぎになって、、
殺されそうになった。」
緑谷くんは｢えっ｣と目を見開いてこっちを見た。
虎杖｢今でも、俺を殺すべきって考えてる奴がいる。
｢
て。
それくらい凶暴な個性なんだと。
好きでなった訳じゃねぇのに、殺されるとか…
ずっと、、
何回も。
俺ん中に入ってきた個性が
オールマイトみたいな【助ける】個性なら良かったのに、て思ってた。
小さい頃からヒーローに憧れて、
奇跡的に力が入って、
でもそれは《呪いの塊》でした。って、、
違う個性なら俺の事を
【君はヒーローになれる！】て皆応援してくれたかもしんねぇのにな。」
まぁ、そんなの無理だけどさ。と苦笑して虎杖くんが言うと、緑谷くんはツーと涙を流した。
虎杖｢…えっ！？｣
溢れでる緑谷くんの涙に、私たちはオロオロとする。
『み、緑谷くん…っ』
緑谷｢君は、、そんな辛い思いを、してたんだね…ッ
ごめん…ッ｣
こんな嘘みたいな話を信じて、
ベットシーツを力無く掴み、自分のことの様に涙を流してくれる彼。
なんて心が暖かいんだろう。
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エル - 全裸待機してます！！ (2022年9月29日 0時) (
レス) @page33 id: f64a271241 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻 - 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年5月4日 20時) (レス) @page34 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
灰音 - 面白かったです！ (2022年1月25日 21時) (レス) @page34 id: 2bb9e850cc (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち - めちゃくちゃこの作品好きです！体に気をつけて更新頑張ってください！ (2021年11月22日 17時) (レス) @page34 id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このお話大好きです！無理せず体を休めながら更新頑張ってください (2021年10月1日 18時) (レス) @page34 id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2021年8月15日 0時
