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緑谷｢…君が無個性だったっていうのは本当なの？｣
虎杖｢おう。高校生になるまでは無個性だった。
子どもの頃…てか最近まで個性持ちに憧れてたな。
あ、でも立花は初めっから個性持ち。無個性だったのは俺だけな？｣
呆気なく答えた彼に目を丸くする緑谷くん。
《信じられない》と思っているけど、
その純粋な目をする虎杖くんに《信じざるおえない》といった感じだ。
虎杖｢えーと、俺の個性は“借りもん”なんだ。俺のモノじゃない。｣
緑谷｢借り物って…！！誰から借りたの！？！｣
バッと勢いよく、焦ったように聞いてきた緑谷くんに
虎杖｢え！？！
んー…なんつうか、、その、個性から？ていうの？｣
宿儺さんの事をなかなか上手く説明出来ず、｢んー｣と腕を組む虎杖くん。
『ふふっ
虎杖くんの個性はね、生きてるんだ。
常闇くんのダークシャドウさんと同じで、知性があるの。
でも、常闇くんみたく《身に宿す》んじゃなくて、
《入れ替わる》ことで本来の
だから、今虎杖くんの体にもう1人眠っている人がいるだよ。』
と、私は説明の手助けをした。
虎杖｢そうそれ！それが言いたかった！！
ある日突然ソイツが俺の体に入ってきたって感じ？
だから、俺のもんじゃないんだ｣
緑谷｢…“受け継いだ”というより“取り込んだ”て感じかな？｣
『うん。そうだと思うっ』
私達の話を聞いて、緑谷くんは顎に手を当てブツブツと考えこむ。
そりゃあ、突然こんな事を言われてびっくりするだろう。
きっと《個性の世界》ではありえない事だ。
緑谷｢じゃあ、僕が戦ったのは虎杖くんじゃなくて個性の人？｣
虎杖｢んーん、あれは俺。
無個性の時は分かんなかったけど、個性持ちになってこう、力の出し方？が分かってさ！
…ちゃんと自分のモノにして、“俺の力”で強くなりたいんだっ。」
この言葉に緑谷くんは驚いたような、それでいて目をキラキラさせて子供のような顔をした。
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エル - 全裸待機してます！！ (2022年9月29日 0時) (
レス) @page33 id: f64a271241 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻 - 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年5月4日 20時) (レス) @page34 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
灰音 - 面白かったです！ (2022年1月25日 21時) (レス) @page34 id: 2bb9e850cc (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち - めちゃくちゃこの作品好きです！体に気をつけて更新頑張ってください！ (2021年11月22日 17時) (レス) @page34 id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このお話大好きです！無理せず体を休めながら更新頑張ってください (2021年10月1日 18時) (レス) @page34 id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2021年8月15日 0時
