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2人の主人公
＿＿＿＿＿＿＿
虎杖・立花｢『はぁ…』｣
体育の授業、先生もA組の皆も褒めてくれて嬉しかったけど、
私たちにはちょっと心残りがあった。
『あーー。
調子に乗って五条先生の真似なんてしなきゃ良かった…
絶対爆豪くんに嫌われた、、』
虎杖｢俺も…。
緑谷に“怠けた奴”て思われた。しゃーねぇんだけどさぁ、、｣
と、トボトボと謝るために保健室へ足を運ぶ。
戦っている時は夢中で気づかなかったけど、冷静になってその“ヤバさ”を実感する。
あの爆豪くんに《弱い》《勝てない》て…。
五条先生の助言通り勝てたけど、今後ずっと無視は嫌だなぁ、とため息がでる。
＿＿＿＿＿＿
___
覚悟を決めて保健室のドアを開けると、
爆豪｢ァア゛？｣
『はひ！？』
丁度保健室から出る所だったんだろう爆豪くんと目が合った。
『あ…、えと、、っ』
鋭い目付きに後ずさると、爆豪くんはズンズンと私との距離を縮める。
爆豪｢テメェ舐めやがったなッッ！！！｣
『ごめんなさ…ッ』
反射的に謝ろうとすると、爆豪くんは私の胸ぐらをグッと掴み、
爆豪｢“本気”で殺れや！！！！｣
と目を釣り上げて怒鳴った。
ただでさえ怖いのに、真近に爆豪くんの顔があるなんて｢ヒッ｣と体が固まってしまう。
爆豪｢あんな勝負しても意味ねェんだよッ！次は本気で来い！！
分かってンのか！？！｣
と、更にグッと顔を近ずけられ、私は必死に『わ、わかった！』と答える。
爆豪くんにとって、嫌味を言われるより“本気を出さない”私が気に食わないらしい。
爆豪｢チッ 俺に謝ろうなんざ考えんなよ！！
詫びたいと思うなら今度また勝負しろ！｣
『ぅわっ、』
パッと手を離され、虎杖くんが私を支えてくれる。
それを見て爆豪くんはニヤッと笑い、
爆豪｢“最強”を潰すのは俺だかンな？｣
と一言置いて保健室をガタンッ！と大きな音を立てて、出ていってしまった。
『行っちゃったね…』
虎杖｢行っちゃったな…嵐見てぇな奴、、｣
取り残された私たちは、乱暴に閉められたドアを見ながら呟く。
『仲直り成功…かな？』
虎杖｢んー、多分成功？まぁ、また戦えるんだし大丈夫だろ！｣
ニッと笑う虎杖くんを見て、やっと心が落ち着いた。
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エル - 全裸待機してます！！ (2022年9月29日 0時) (
レス) @page33 id: f64a271241 (このIDを非表示/違反報告)
亜麻 - 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年5月4日 20時) (レス) @page34 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
灰音 - 面白かったです！ (2022年1月25日 21時) (レス) @page34 id: 2bb9e850cc (このIDを非表示/違反報告)
大福もちもち - めちゃくちゃこの作品好きです！体に気をつけて更新頑張ってください！ (2021年11月22日 17時) (レス) @page34 id: f9f407d9e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - このお話大好きです！無理せず体を休めながら更新頑張ってください (2021年10月1日 18時) (レス) @page34 id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2021年8月15日 0時
