未成年主と6人の執事吸血鬼 (ページ4)

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[4]送迎ページ4

髙地目線

主が準備してる間、送迎用の車を用意する

有名財閥となると、いつどこで命狙われるか分からない

そう当主様が仰ったので、毎日送迎するのである

俺らは人間じゃない分タフだし
よっぽどの事が無い限り死なない

護衛って天職なんだなって改めて思う

てか樹大丈夫かな、力尽きてないよな？

そう思っていたら主がやってきた

『､､､､おまたせ』

髙「ぜーんぜん待ってませんよ、さっ！お乗り下さい」

後部座席のドアを開け手で指す

主が中に入ったことを確認し、ドアを閉めた

俺も運転席に着き車を発進させる

髙「今日天気いいっすね！」

『､､そうだね』

髙「帰りはいつも通りでいいですか？」

『､､うん』

主は俺に対しては少しだけ話してくれる

他の皆には一日の内１回話すかどうか

昔はよく喋っていたが、主の母が亡くなってからは喋る数が減った

主は母親が大好きだったからなぁ､､､

主と当主様が仲が悪いってのもあるけど、

髙「今日の北斗のご飯どうでした？」

『､､､美味しかった』

主は少し頬を緩めて言った

『､､､また、食べたいと思った』

髙「っ！！そうですか、では伝えときましょう！きっと北斗喜びますよ」

おー、滅多にないデレが出た。

そんな美味しかったのか、食べてぇ〜

こりゃ北斗両手上げて歓喜だなw

髙「主様、あの場で伝えればよかったじゃないですか、照れちゃいました？」

『､､､』

あぁ、黙っちゃった

髙「もうすぐ着きますよ」

学校に近づいてきた、ここの学校は有名人の子供や政治家の子などが通う学校

“湊月学校”

警備も多く、多少は安心して預けられる場所

俺らが傍にいるのが1番安全だが、
学校の中まで一緒にいるわけにも行かない

校門前に車を停め、主側の扉を開ける

髙「どうぞ、行ってらっしゃいませ」

そう言って手を振ると小さく手を振り返してくれた

髙(可愛ｯ)

俺の心が撃ち抜かれた