未成年主と6人の執事吸血鬼 (ページ14)

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北斗目線

本を手に取っては棚に戻す行為を繰り返していた時、

書斎の扉がゆっくり開き、主様がやってきた

北「あ、主様」

『､､､おまたせ』

北「はい、それでは始めましょう」

2人とも席につき、前回の続きのページを開く

主の理解力が高く、飲み込みが早いので、順調に進んでいく

そして1時間が経った

北「主様は覚えるのが早いですね」

『､､､』

北「今日の朝食、美味しかったと聞きました。

お口にあったなら良かったです」

『､､､』

主様が少し笑った

喋らなくてもちゃんと伝わりますよ

主様の書く手が止まった

『､､､北斗』

北「何ですか？」

『北斗達は､､僕に何か隠し事ある？』

北「！､､､いえ、ありませんよ」

『そっか､､わかった』

書斎は沈黙に包まれた

主の手は再び動き出した

今の質問は、どっちだ､､､？

吸血鬼(俺ら)の方か

それとも､､､

冷や汗が頬を伝った

バレた､､､感づかれた？

いや考えすぎか、髙地かジェシーら辺がやらかしただけだろうな

この質問にも深い意味は無いだろう

『できた』

北「できましたか？どれ､､､

はい！しっかりできてますね。」

主が終えたノートを確認する

綺麗な時で書かれたそれを見ると

本当に小学生が書いたのか疑ってしまう

北「では食事にしましょうか、10分ほどお待ちください」

そう言って俺は書斎を出て、厨房へ向かった