未成年主と6人の執事吸血鬼 (ページ11)

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[11]お迎えページ11

髙地目線

もうすぐ主様の迎えの時間だ

今してる作業にキリをつけ、車へ向かう

さっき綺麗に洗った車に乗り込んで発車させる

基本樹が運転だから、俺の運転は月に1度

出かける時はまた別だけど

髙「樹大丈夫かな〜､､」

そんな心配をしつつも、主様の学校に着いた

後５分くらいは時間があるから車の外に出て待っている

そこに数人の女教師が来た

女1「もしかして､､城神君の執事さんですか？」

髙「まぁ、そうですね。」

女2「今日は樹さんじゃないんですね！」

髙「アイツは､､､今日体調不良なんで、それで俺が代わりに､､」

女3「そーなんですね！お名前なんて言うんですか？」

あー、しつこい！！

もしかして樹っていっつもこの人達と話してるの？！

髙「あー､､髙地ﾃﾞｽ､､､」

女2「髙地さんって言うんですね､！樹さんもですけど、髙地さんもカッコイイですね！！」

髙「あはは､､ありがとうございます」

長い､､話が長いよ､､､

早く主様来ないかなぁ

女3「髙地さんはお幾つですか？結構若く見えるんですけど､､､」

あ、やばい、歳の質問はヤバい

吸血鬼だし、結構歳いってるし､､､

髙「えーっと､､､歳は『髙地』､､あ主様」

女1「城神くん！いつから居たの？」

『､､､』

髙「お帰りなさいませ、さ！帰りましょう！！」

後部座席のドアを開けて手で指す

しっかり主様が乗り込んだことを確認し、ドアを閉める

髙「すいませんね、これで失礼します」

そう言って車に乗り込み早々に発車する

髙「今日どうでした？学校」

『普通､､､だった』

髙「そうですか」

学校についてあまり話してはくれないけど、何とかよくやってるんだろう

『､､､髙地』

髙「どうされました？」

『､､あの時、困ってた』

髙「あの時とは？」

『歳､､聞かれた時』

髙「あー､､､それですか」

主様にバレてしまうほど表情に出てたかな？

確かにどう切り抜けようかは迷ってたけど

『､､､嫌なら嫌って言えば､､良かったのに』

髙「俺、あんまり人に嫌って言えないんすよ」

主はこういう優しいところがある

寡黙なイメージは強いが、誰より人の事見て、気を使う

本当に優しい人だ

『､､､樹は？』

髙「今はぐっすり寝てると思いますよ」

『、早く良くなってねって伝えて』

髙「はーい、了解です！」

ほら、やっぱり優しい