ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】 (ページ39)

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Thirtynine ページ39

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あれから、特にそれといった出来事は何も起きず
に数日が経ち、今日は涼夏さんが自分の学校に戻る前日だ。

96『あれから、涼夏に何もされんけど、大丈夫なんかなぁ』

『大丈夫でしょ、もうすぐ終わるし』

96『ワシは気をつけた方がええと思うけどなぁ』

『そうかなぁ』

なんて呑気に話していた事を後悔するとは、この時は思っても見なかったのだ。

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浦『A、帰るぞ』

教室の扉から顔を出した先輩。

『あ、はーい』

96『あー、ワシのAが取られる～(;_;)』

机に頬杖をついて不貞腐れてる96ちゃん。
可愛いかよ←

『大丈夫。私はずっと96ちゃんの事好きだよ』

なんて言ってみると96ちゃんは目をキラキラさせて抱きしめてくる。

96『A～～～!!!!ワシも！ワシも大好き!!』

浦『おい、いつまでやってんだよ。早くしろ。』

中々終わらない私たちのやり取りに痺れを切らした先輩が教室に入ってきた。

『あ、すみません。行きます！』

ガラガラ

「あ、Aさん！先生が呼んでるよ！」

『あ、分かった！ごめんなさい、先輩、先帰っててください！』

浦『いや、待ってる。だから早く行ってこい。』

『え、でも……』

浦『いいから行け』

『は、はい…』

先輩に待ってもらうのは申し訳ないと思ったけど、
先輩が待っててくれると言うので、お言葉に甘えます。

『じゃあ、行ってきます』

私は教室を出ようとすると、先輩が私の腕を掴み耳元で一言呟いた。

浦田『なんかあったら、すぐに連絡しろ』

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私はこの時、先輩の言葉の意味を理解していなかった。
そして、携帯をカバンに入れて教室に置いてきてしまったことを、後に後悔すると。

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やばい、ストーリー構成が迷子←