ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】 (ページ34)

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Thirtyfour ページ34

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『お菓子の用意が出来たみたいなんで、集まってくださいって折原先輩が』

志『わざわざありがとうなぁAちゃん。』

なんて言いながら私の頭をポンポンする月崎先輩。

此奴、慣れていやがるな←

『あ、私、浦田先輩を呼びに行くんで、先行っててください！』

志『はいよー、また後でなー』

よし、次は浦田先輩……
なんか、急に緊張してきた……

ｺﾝｺﾝ

…………

あれ？

ん？

『浦田先輩ー？』

ちょっと呼んでみるけど
一向に返事はないし、出てくる気配もない。

どうしようかと焦って、何となく捻った扉がキィーと音を立てて開いた。

チラッと中を覗いてみると、きっちりと整頓された部屋。
そして奥にベットがあって、先輩はそこで寝息を立てていた。

『あ、』

あの時の寝顔と同じ。
何時もの毒を吐く先輩とは少し違って、とても可愛らしい寝顔だった。

私は、彼に近づいて、先輩の体を揺さぶる。

『浦田先輩、起きてください。』

浦『んー、うるさい』

『折原先輩が呼んでますよ！』

浦『ん』

『もう、浦田先輩！』

いくら声を掛けても揺さぶっても起きないので、諦めて戻ろうとしたその時

私は腕を引かれて、先輩の布団にダイブ。

『ちょ、先輩!?』

浦『お前、さっき浦田先輩って呼んでたよな？』

『えっ、あっ』

完璧に呼んでましたね、えぇ。

浦『おれ、渉って呼べっつったよな？』

『は。はい……』

浦『ちゃんと呼ばなかった罰。』

先輩がそう言った瞬間、先輩の唇と私の唇が重なった。

先輩とキスをするのは何度目だろうか。

何度してもなれなくて、この胸の鼓動は収まることを知らない。

唇が離れると、先輩は身体を起こした。

浦『ほら、行くぞ。』

先輩が私に手を差し出して来たので、先輩の手を取ってベットから降りて、皆の待っているリビング(？)へ向かった。

この時、私は自分のある気持ちに気付いた。
ずっと認めたくなかったこの気持ちに、素直になってみようかと思います。

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私、浦田先輩の事が好きです＿＿＿＿＿＿＿

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どうも作者ですー( *･･)
更新しますします詐欺か得意な作者です！←
とうとう令和になりましたねぇ～
一気に老けた気がするのは私だけじゃないはずだ←
ということで、これからも頑張って更新するので温かく見守っててくださいねー！