ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】 (ページ29)

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Twentynine ページ29

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皆さんおはようございます( ˙꒳˙ᐢ )

昨日の事が頭から離れなくて全然眠れませんでした( ˙-˙ )

まじクソ眠い寝不足でやんす←

でも学校は行かなくてはならんのじゃ←

ってことでいってきまーす!!!!!

ガチャ

浦『……遅い』

えっ、なんで浦田先輩いらっしゃるんですかね!!!!!????

『えっと……なんで浦田先輩…？』

浦『昨日、迎えに来るって言ったろ』

『あ、そう言えばそうだった気が…』

浦『じゃあ、行くぞ』

『へ！？あ、浦田先輩!?』

浦田先輩は、私の手を握ってそのまま歩き出した。

ちょっと待って、これってマジでカップルじゃん……

ってか、涼夏さん以外にも他の女子達に恨まれそうw

浦『なぁ』

『なっ、なんですか？』

浦『お前、ちゃんと渉って呼べよ』

『えっ？』

浦『俺がお前をAって名前で呼ぶ代わりにお前も渉って呼べって昨日言っただろ。
付き合ってんのに苗字呼びって変だしな。』

『あ、はいっ！が、頑張ります!!!!!』

✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩

学校が近づくに連れて、生徒も増えてくる。
よって、渉先輩のファンの女子達が多い。

周りからは、コソコソと陰口が聞こえる。

｢あれ、あの子ってAさんだよね？｣

｢えっ？なんで浦田先輩と手繋いでるの？｣

｢付き合ってるのかな？｣

｢そんなわけないじゃん!!!!!あんな地味な子！｣

｢そうだよ！浦田先輩があんな地味子と付き合うなんて有り得ないよー！｣

全部丸聞こえですよ皆さん……

なんなら聞こえるようにわざと言ってません？？？

タチ悪い……

そして教室に着き、席に着くのかと思いきや、
渉先輩は私の手を引き、教卓の前に立った。

浦『お前ら、よく聞け!!コイツは俺の彼女になった。
コイツに指一本でも触れてみろ。そいつァ退学だ。

そういう事だ。覚えておけ。以上。』

あ、公開しちゃうんですね。私、死ぬ気がするけど大丈夫かな？大丈夫だよね？(←フラグ)

｢ねぇ、ちょっと待ってよ！｣

｢納得いかない！浦田先輩と地味子が付き合ってるなんて!!!!!｣

おいおい、もう地味子って言っちゃったよおい。

浦『じゃあ、こうしたら納得いくか？』

『へっ？』

浦田先輩が私の後頭部に手を回したその瞬間

先輩との距離は0cm。

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