ドS先輩【歌い手】【うらたぬき】 (ページ13)

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Thirteen ページ13

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『はぁ!!??』

私は耳を疑った。

え待ってどういうこと!!??

いきなり彼女になれって( ˙-˙ )

しかも命令系なのね!!??拒否権ないのね!!??

浦『1回で理解しろ。俺は1度しか言わない。』

坂『いやいや、うらさん！いきなり彼女になれって言われても理解出来ないのは当たり前やと思うけど…』

浦『理解してるしてないが問題じゃない。これは命令だ。従え。』

『いやいや、ちょっと待って下さい！どういうことですか!!??』

従うか従わないかの前に、そもそも何故あなたの彼女(仮)になる必要が？

浦田先輩の彼女って、それが(仮)だったとしても沢山の女子達に恨まれる( ˙-˙ )

坂『もう、ごめんなぁAちゃん。今日から1週間、うらさんの小さい時から親同士が仲良くて幼なじみみたいな子が来るらしいんやけど……』

ほうほう。なるほど、私が彼女(仮)になることによってそれを……

いや待て。私が彼女になる必要なくね!!??え？

坂『その子、昔からうらさんの事が好きで、うらさんの事を許嫁って言ってる。でも、うらさんはその子とどうにかなるつもりもなくて、彼女がおるって言ったら諦めてくれるやろって。』

『なるほど…その彼女になるのが私だと……』

浦『その辺のキャーキャー言って寄ってくる女より、お前の方が気が楽でいいと思っただけだ。勘違いすんなよ。』

『別に勘違いなんかしてませんから安心して下さい。
分かりました。引き受けますけど、何かあった時は助けてくださいね？』

浦『そのつもりだ。俺のせいで怪我とかされるのは気が引けるからな。』

というわけで、何故か浦田先輩の彼女(仮)になりました。

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