・leaving hospital ページ27
(緋山side)
森「一足先に退院か。良かったなー」
結「はいっ！」
元気よく返事する結菜ちゃん。
退院が決まり、
手続きを待っているところのようだ。
白「よかったね、退院できて」
緋「はい、おごり」
退院祝いにジュースをあげた。
緋「昨日泣いてたね？うぇーんって、大泣きしてたね。」
結「女がさ、計算以外で泣くと思う？」
緋「え？」
この子強者だわ。
そりゃ、Aも手を焼くわけだ。
と、そこにAが
バタバタと独特の足音を立ててやってきた。
『結菜ちゃん！これ、届いてたよ！』
Aの手には赤い金魚の入った袋が。
結「A先生。ありがとう。…あれ？こーさく？」
と、
素直にお礼を言った後に
結菜ちゃんが驚いて見つめる先には
藍「…届いてたぞ。と言おうと思ってたんだが…」
『あ…』
気まずそうに赤い金魚の入った袋を彼女に手渡す藍沢。
そう言って結菜ちゃんの手には
二匹の赤い金魚。
緋「あんたたち…」
気が合いすぎでしょ。
藍沢なんて、柄にもなく気の利いたことしてるし。
結「ふーん。私の金魚って、黒い金魚なんだけど」
『「え？？」』
気まずそうに目を合わせる藍沢とA。
藍「退院祝いだ。」
そう言って 去っていった。
結「ありがとう。」と、
藍沢にメロメロな様子で見つめていた。
『大切に育ててね』と
Aが話しかけると
我に帰ったようにキッとAを睨む結菜ちゃん。
結「A先生さー、
ちゃんとこーさくに好きって言わないとダメよ？」
『え？』
緋「ほら、子どもにも言われてる！」
白「結菜ちゃん、鋭いとこつくね。」
結「先生言わないなら
こーさくは私の彼氏にしちゃうから。
けんたろう と しょうたの次だけどね」
緋「3番目…」
ムッと膨れっ面のAが可愛くてウケる。
告白かー。
ダメだったら気まずいかなー。
藍沢は どうなんだろう？
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(藍沢side)
あの子の元を去った後
何やら俺のことを話す声が聞こえたから
思わず立ち止まった。
普段なら噂話されてたって
気に留めることはないのだが、
何故か今日に限って立ち止まり
聞いてしまった。
結「A先生さー、
ちゃんとこーさくに好きって言わないとダメだよ？」
子供の戯言かと思ったが
Aも、周りの緋山や白石も否定しない。
俺のことが好きなのか？
鼓動が高鳴る感覚、
顔に熱が集まる感覚、
久しぶりに感じた。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続きになっています この作品はいつ頃更新されるのでしょうか？ (2021年8月1日 16時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
莉々花(プロフ) - いつか更新されること待ってます。楽しみにしてます。 (2019年12月16日 23時) (レス) id: 1bc4ebfa69 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
のりぴー(プロフ) - 面白くてまとめて見てしまいました！更新楽しみにしてます。 (2018年8月20日 13時) (レス) id: b1332d8c7b (このIDを非表示/違反報告)
さらんりちぇ(プロフ) - 更新待ってます！頑張ってください！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: f4f18cc943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年7月2日 21時
