・ヤケ酒 ページ36
No side
数日後
川合の部屋には焼肉の煙と匂いが充満し、
いつものメンバーが
ホットプレートを囲んで飲んでいた。
『働いた後のビールは最っ高！』
源「今日はよく走ったから一段とな。」
山「山狩り久々でしたからね。」
川「私警察犬初めて見ました。可愛いですね。」
藤「そっか。
川合お犬様の付き添いしてたんだよね。」
『意外と大変だったでしょう？』
川「はい。
あ、Aさん聞いてくださいよ。
源さん酷いんですよ〜」
『何かしたの？』
源「何も？」
目を合わせる二人をよそに
川合はAに告げ口をする。
川「私がトイレ必死に我慢してるのに、
とにかく犬を追いかけろ！
追いかけろ！って。
その辺で用を足せる犬や男には
この気持ち分かんないですよ。」
『フフ。頑張ったね。』
源「川合、食事中だぞ。」
鈴木「でも行方不明のおじいさん、
見つかってよかったですよね。」
源「いやいや、
さりげなくフェードインしてっけど
なんで実家暮らしのお前がいんだよ！」
牧「私が呼びました。」
山「牧高が？」
牧「ペアなんで。」
源「鈴木！今だ！言ってしまえ！」
鈴木「………付き合ってください！」
牧「それは無理。」
即答され、肩を落とす鈴木。
川「わーい。鈴木さん振られたー。」
『こら！川合ちゃん！』
山「あーてか川合！さっきから
俺の肉ばっかり横取りしてるからね。」
川「えっ、そうですか？」
源「お前だんだん聖子ちゃんに似てきたな。」
川「おこがましいです。」
藤「うん、おこがましいね。」
川合は上機嫌だ。
と、その時、
隣同士に座っている源&Aカップルは
源「あ、A、
脂身残すなら俺にちょーだい。」
『あ、はい。あと、これも好きでしょ？』
源「サンキュー。じゃ、このタン食べな。」
まるで二人だけの世界かのように
スムーズなやり取りを繰り広げていて、
山田は視線を落とし ため息をついた。
藤はその様子を見て
藤「川合、アレ。鈴木と山田に。」
と、
冷蔵庫からワインとキムチを取って来るよう
川合に命じた。
川「はい、山田さん。鈴木さん。」
二人は赤ワインのボトルを
取り合うようにして飲み始めた。
『ちょっと、山田、飲み過ぎだよ。』
牧「鈴木くんも…」
藤「あーあ…」
ヤケ酒の二人が
この後 散々な酔い方をしたことは
言うまでもない。
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泉 - パクりを気にせず頑張って下さい！ (10月27日 20時) (
レス) id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
San(プロフ) - 最高、最高すぎです！！ありがとうございます！まだまだ番外編楽しみにしてます！！ (5月19日 20時) (レス) @page44 id: f91f760fa5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 完結おめでとうございます。番外編も楽しみにしてます。新しい作品も楽しみなのですがコードブルーの再開も楽しみに待ってます。 (5月17日 17時) (レス) @page44 id: 97824da51b (このIDを非表示/違反報告)
ラン(プロフ) - 色々な展開需要しかないです!楽しみに待っています! (5月15日 0時) (レス) @page41 id: c5f13d75c6 (このIDを非表示/違反報告)
りょーすけ。(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後まで本当に楽しく、物語に没頭しながら読ませていただきました！さくらさんが書く山田くんの口調がとても好きなので、ぜひペンディングトレインのお話が読みたいです！！ (5月15日 0時) (レス) @page41 id: 3bf1696cfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2023年3月26日 19時
