ハコヅメ＊６

・疲　労 ページ4

No side



in 町山警察署



田村夫婦の聴取を終え、
廊下を力無く歩く藤、A、川合。
その後ろを源、山田。


『やっと終わった。』


藤「お腹減ったね。」


川「帰ったら飲みますか。」


藤「いや、今日は飲む気力もない。」


『1秒でも早く寝たい。』


源「いいよな、帰れて」


山「俺ら これから
　 山ほど報告書類やっつけないと。」


『頑張ってください。』


源「おう。サンキュ。」


クルッと振り返って言葉をかけるAに
源は Aの頭にポンと軽く振れる。


流れるような二人のやり取りを
不満そうに横目で見る山田。


藤も不思議そうに二人を交互に見ていた。


その時、
放送を知らせるチャイムが鳴る。


ー《これより
　 健康管理に関する講習を行います。
　 参加できる署員は第2会議室まで
　 集まってください。》


山「そんなことより
　 書類片す方が一番健康にいい！」


源「山田！刑事課行くぞ。」


山「はい。」



ー《と、副署長からの連絡でした。》



と、放送の続きを聞くと、
私たちの足は方向を変え、
第二会議室に向かうのだ。


『はぁぁぁー。仕方ない。』


川「行きましょうか。」


藤「体の安全のために…」

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