vs.3 ヨコハマ・ディビジョン ページ4
Side.三郎
僕達が向かった先、ヨコハマ・ディビジョンでは一兄とAさんを噂する輩で溢れかえっていた。
やっぱり一兄とAさんが並ぶと迫力が違う。
「何でイケブクロの奴らが…」とか「あれって元The Dirty Dawgの山田一郎と神崎Aだよな…」というような声が聞こえてくる。
しかし僕達を遠巻きに見ている輩がいれば、命知らずな輩も当然いるわけで。
「ど〜も〜。アンタら、Buster Brosの山田一郎と元The Dirty Dawgの神崎Aだよな？」
『どーも』
一「そうだが…アンタらは？」
「なあに、俺らはただのしがないラッパーよ。そういうわけなんでぇ…」
突然絡んできた命知らずな輩は、懐からヒプノシスマイクを取り出した。
だが僕達は、誰一人として臆していなかった。
「ちょっと俺らと一勝負しようや」
二「……ハッ！お前、その言葉後悔するなよ？」
三「まさかここまで命知らずな奴がいるとは思わなかったよ」
二「こんな奴、俺だけでも余裕だな」
三「二郎じゃ低脳すぎて役に立たない。僕だけで充分だ」
二「んだと三郎！！」
一兄とAさんの前に立つ無礼なチンピラを退かす為、僕と二郎が前に出る。
僕達がヒプノシスマイクをオンにしたその時、横から聞いたことのある声がした。
銃「おい、そこの野蛮人共。今すぐヒプノシスマイクを仕舞え」
声がした方を見ると、そこにはヨコハマ署 組織犯罪対策部 巡査部長の入間銃兎が仁王立ちしていた。
勝負を仕掛けてきたチンピラは警官の姿を見るや否や、舌打ちをして去っていった。
銃「まったく、喧嘩売る相手を少しは選んでほしいものですね」
『助かりました、ありがとうございます』
銃「…あなたほどの実力があれば、手助けなど必要ないと思いますけどね」
『？俺のこと知ってるんですか？』
銃「むしろ知らない人間の方がいないと思いますが」
一「入間さん、アンタがいるってことは…」
銃「ああ、いますよ彼も。どうやら懐かしい匂いに敏感になっているようでね」
一兄が険しい顔で入間さんに問う。
その瞬間、ものすごい殺気を感じた。
僕達に向けられているものではないはずなのに、それはとてつもない脅威を放っていた。
左「よお…偽善者と裏切り者…」
後ろに毒島メイソン理鶯を控えた碧棺左馬刻が、ゆっくりとらこちらに近づいていた。
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鈴 - とっても続きが気になります。更新まってます (2019年2月2日 19時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
月-狂人- - 最高です！！にやけながら読ませてもらいました((早く続きが読みたいですが、無理はされないでくださいね。応援しております！！ (2018年10月14日 6時) (レス) id: 9f6c7298bc (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - スッゲー面白かったです。更新頑張ってください！ (2018年9月24日 9時) (レス) id: 99e8f5403a (このIDを非表示/違反報告)
上原(プロフ) - 琴葉さん» 作者です。そのうち全員に取り合いさせたいです(願望)楽しみと言ってくださりとても嬉しいです、更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします◎ (2018年9月14日 15時) (レス) id: 9379cd824d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - やめてっ！私の取り合いをしないでっ！マジでそんなことが言えそう…。続き楽しみです (2018年9月5日 23時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：上原 | 作成日時：2018年7月24日 1時
