Act.5 三匹の狼【茅ヶ崎至・卯木千景・摂津万里】 ページ8
朧流水斬様リクエストです。ありがとうございます！
―――
すっかり夜も更けほとんどの団員達が寝静まった頃、103号室には4つの人影があった。
干物姿に変貌しゲームコントローラーをカチャカチャ鳴らす茅ヶ崎至、
ゲーム画面を眺めながら時たま感心したような声をもらす摂津万里、
少し離れたところで書類をまとめている卯木千景、
そして至の隣で同じくコントローラーを鳴らす三浦A。
事の発端は至が万里をゲームに誘った際にたまたまAが隣にいたからだった。
至はAに自分がたるちということがバレている上に、ゲームのボイスチャット上で出会った憧れの人物が彼だったこともあって、誘う他ないと判断した。
万「すげーなA。次は俺と共闘な」
至「あ、そっち行った。囲める？」
『おけ』
千「耳からカチャカチャという音が離れんな」
書類をまとめていた千景は一息つきながら3人の後ろ姿を眺めた。
それに気づいた万里は千景に声をかける。
万「千景さんもどーすか？」
千「冗談。ちょっと手を加えればカンスト余裕だろ」
『それゲームの意味ないんじゃ』
至「さすがノーロマン先輩」
「そういえば」と言いながら千景は昼間起きた出来事を話題に持ち出した。
千「今日はAの女装姿が話題になってたみたいだけど、そんなにすごかったの？」
至「あー先輩今日出勤でしたもんね」
万「すごいなんてもんじゃないっすよ、マジ綺麗すぎてバケモン」
『それ貶してない？』
言いながら万里は自身のスマホに保存した写真を千景に見せる。
千景は「ほう」と呟いた。
千「それ、俺にも送っといて」
万「うぃーす」
『いや何に使うんですかそれ…』
千「それは秘密」
『こわ…』
言いながらAは身震いする。
と同時にゲーム画面から勝利のBGMが流れ、一戦終えたことを知らせた。
ふう、とAは一息つき、至と勝利を喜んだ。
そんな様子を見ていた万里が、ふと気になったある疑問を口にした。
万「そういやAって付き合ってる奴とかいんの？」
『え』
至「あ、それ俺も気になる」
千「興味はあるね」
外から見れば他愛もない男子同士の会話に見えるかもしれないが、Aはそれだけでは終わらないだろうと嫌な予感がした。
至はそんなAの様子に気づくこともなく未開封のコーラをAに渡して言った。
至「ま、夜はこれからだし、語りつくそうね」
To be continued…→
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なる(プロフ) - 求めてた主人公…面白いです！！！ (2019年11月20日 14時) (
レス) id: 6c98839274 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - すごくおもしろかったです！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月12日 16時) (レス) id: 94bf85f3ba (このIDを非表示/違反報告)
とりさん(プロフ) - 是非、続きが見たいです！ (2018年12月15日 0時) (レス) id: b16a249822 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし(プロフ) - いやもうこれあかんですよ……私のツボを的確に押してくる感じ……あなた神ですか？ (2018年9月15日 23時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
朧流水斬(プロフ) - umiさん» 今更ながら勉強合唱という恥ずかしいミスを見つけてしまいました…失礼しました！合宿です！ぜひまたリクエスト失礼しますね！ (2018年7月26日 20時) (レス) id: 5d1985f1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：上原 | 作成日時：2018年7月20日 23時
