file.** 僕だけの花嫁になってほしい(降谷side) ページ9
降谷side
−−コナンくんから風見に送られた写真。退屈していた俺に、少しの癒やしが
降谷「−−俺だけの花嫁に…、なんて。今はまだ無理か。やらなければならない事が多すぎる」
隣に立つのは、どうか自分だけでありたい。そう思う俺は、ドレス姿のAをこの腕に抱き締めたい気持ちを抑えられずに居た。コナンくんが命を懸けて採取してくれたサンプルを無駄には出来ない。それこそ、公安の名折れだろう。爆弾を解除して、この事件が解決したら、Aを抱き締めに行こう。
降谷「−−はぁ…」
怪我をしたものの、犯人を逮捕出来たのは良かった。それに−−
A『−−透くん!!』
まさか、現場にAが居るとは思わなかった。それも、ウエディングドレス姿で。天使…いや、女神のように神々しく綺麗だった。写真よりも実際に見てしまった方が、想いは強くなる。
降谷「−−会いたかった」
怪我をして、動かない腕をなんとか動かして、Aを抱き締める。ドレスに血が付いてしまうとか、そんなのは考えてられなかった。Aを前にすると、会えなかった分の時間を埋めるかのように抱き締めてしまう。
A怪我の具合は大丈夫??
自宅で療養中の所に送られてきたメッセージ。タイミングを見計らってたのか??俺がAの事を考えていたこの絶妙なタイミングで。
安室大丈夫です。電話しても大丈夫ですか??
可愛らしいスタンプでOKを貰い、電話を掛ける。数コールなった後、彼女の可愛らしい声が聞こえた。
A『今ちょうど、透くんの声が聞きたいなって思ってた所なの。…ふふっ、叶っちゃった』
降谷「僕も思ってましたよ、Aの声が聞きたいって」
本当は声だけじゃなく、会いたいんだけど。この怪我のまま行けば、Aを不安にさせてしまう。
A「…やっぱり、声を聞いちゃうと会いたくなっちゃうんだね。あっゴメン、透くん。今のは聞かなかった事にして。怪我してるのに、無理して会いたいなんて言わないから」
同じ事を考えていた。会いたいと思うのは、やっぱり俺だけではないんだな…。
降谷「今から迎えに行きます。出られる準備だけしておいて下さい」
Aの返事も聞かず財布と車の鍵を持ち、上着を羽織って愛車に向かう。Aの花嫁姿の待ち受けにキスをし、車を走らせる。待っててくれ…、俺の大切な花嫁。
さくらの独り言(また追記、読んで頂けると嬉しいです)→←file.** 貴方だけの花嫁になれますか??
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葦原 さくら(プロフ) - やっちさん» 優しいお言葉、とても励みになります。リハビリがてら1話アップさせて頂きました。此処に来る頻度は低いですが、少しずつ書いていって、この作品や他作品も完結はさせたいと思っております。これからもこの作品をどうぞ宜しくお願い致します (2022年11月26日 23時) (レス) id: 41f7d823e5 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - さくらさん大丈夫ですか?ショックでしたね。続きは読みたいですがお元気になるまで待ってます (2022年8月12日 4時) (レス) @page9 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
天然水 - せっかく楽しみに待ってたのに (2022年7月19日 14時) (レス) @page7 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葦原 さくら | 作成日時:2020年1月3日 22時