私、トリップしてモテまくるの!?【名探偵コナン】

file.39 ゴメンなさい ページ42

Aside

ーー零くんを怒っちゃった。…そりゃ、私も悪い。でも、裸見られちゃったんだもん。…怒りすぎた、かな。後で、私からも謝ろう。研くんにも、言われたし。

A「ちゃんと、零くんに謝ってくる」

萩原「そうしなよ。零が悪いけど、ちょっとだけAちゃんも態度が悪かったからね。ーーそろそろ風呂から上がってくるだろ。俺たちも、入りに行くか??」

緑川「そうだな…。眞一郎、先に入ってよ。俺は最後で良いから。上がったら、部屋に居るから呼んで」

そんな会話をし、リビングには私１人になった。親友??あの子は既に部屋行って寝てる。昨日仕事終わってから、徹夜でゲームしてアニメ観てしてたから眠いんだとかで。…なにしてるんだか。今日休みだったから、良かったのかな。ご飯食べに来ちゃったけど。

降谷「…Aだけ、か…??」

A「うん。…零くん、さっきは怒ってゴメン。眞兄さんに、怒るにしても態度が悪いって言われた。確かにそうだなって、思って…」

降谷「俺が悪かったんだ。Aが謝る必要はない。…でも、Aらしいな」

私らしい??…そう、なのかな??良くわかんない。

A「…零くんに、待ってほしいって。無理なお願いして、私…」

降谷「ーーA」

零くんに、抱き締められた。

降谷「…今日のAは、情緒不安定か??」

A「…そうかもしれない」

零くんにぎゅうっと抱き付く。零くんの心臓の音が、少し早い。私も負けないくらい、早いけど。

A「ーー零くん」

降谷「どうした??」

A「…私を、恋人にしてくれますか??」

見上げると、驚いた顔をしていた。私がこんな事を言うとは思ってなかったんだろうな。

降谷「俺は、今すぐにでもしたいと思っている。けど、Aはそれで良いのか??」

A「親友にも兄さんたちにも、言われてたの。自分の都合で、零くんを待たせるんじゃない。待ってくれてる零くんの気持ちも、考えてあげなさいって」

特に、親友には言われてた事だから。私も、零くんと恋人同士になりたい。組織の事とか考えると、なって良いのかわからないけど。さっき言ってくれたのは、零くんの本心だろうから。…私も、本心だし。

A「良いの。恋人同士になったからって、出来ない事じゃない。…さっきは拒んじゃったけど、本当は…嫌じゃなかったの。…ただ、恥ずかしかっただけで…きゃっ!?」

言い終わらないうちに零くんにお姫様抱っこされてしまい、そのまま部屋に連れてかれた…。

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