私、トリップしてモテまくるの!?【名探偵コナン】

file.01 必然的な再会 ページ4

Aside

ーー奇妙な出会いから、早１年。降谷くんに会ったのは、夢だったのだろうか??それにしては、リアルな夢だったな…。今でもはっきり、覚えてる。…また、会えたらな…なんてね。

A「降谷くん、か…」

「降谷さんがどうしたの??」

A「あぁ、うん。昨年の４月２４日に、降谷さんそっくりのイケメンに会ったって言ったじゃない??あれから、もう明日で１年かって思って。…レイヤーさんだと思うんだけど、本人にしか見えなくて。声も古谷さんだし、性格も降谷さんだし」

私がそう言うと、混ざってると返された。

「見た目はアニメで観てる降谷さんだけど、声が声優の古谷さんだって言いたいのね??」

友人の問いに、コクコクと頷く。私が声を間違う筈がない!!

「確かに、あんたが間違う訳ないね。声オタ…もとい、フェチだからね。良くわかるなって、いつも思うもん」

そうだよ。だから、声優のお仕事も目指そうとしたけど、諦めたよ。代わりが男装喫茶だけど。←

A「…似合ってるでしょ??」

「似合いすぎか。色白の降谷さんって感じ。意識してしてるでしょ??素材が良いから、イケメンだわ。ちょっと、私と付き合わない??」←

A「ゴメン、ないわ。私の嫁は、降谷さん一択。降谷さん以外考えられない」

さて、仕事したし帰るか。歩いて十数分の所だ。外は暗いけど、なんとかなるでしょ。

「気を付けて帰りなよ??徒歩なんだから。もう日付も変わっちゃうし」

A「うん、わかってる。心配してくれてありがとう。じゃあね、おやすみ」

店の戸締まりを任せ、私は帰路に付く。…街灯ついてるけど、暗いな…。うん、あの角を曲がればもうすぐ。曲がると、いつもの見慣れた景色ではなくなった。尚且、人とぶつかった。慌てて、ぶつかった人に謝る。ぶつかったのは、昨年会った降谷くんではなく、アニメそのままの降谷さんだった。…えっ、少し大人になった…??

A「ごっゴメンなさ「Aさん…ですか??」そうですけど…貴方は、何方??」

安室さん…じゃない。まだ降谷さんかな??でも、初対面にしといた方が良いよね??降谷さん、今いくつかわからないし。

A「知ってる子に似てますけど、まだ高校生くらいだったは…ひゃっ!?」

だっ抱き締められてます。安室さんに!!ちょ、私、男性に免疫ないんですが!?彼氏居ない歴=年齢よ?!←

降谷「ーー会いたかった…」

ただ一言。彼は私に聞こえるだけの声音で、そう呟いた。私は無意識に、彼の頭を撫でた。

file.02 再会(降谷side)→←ヒロイン設定←追記致しました

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