file.00 出会い(降谷side) ページ2
降谷side
ーー今日は休みで、ブラブラと街を歩いていた。少し離れた所で、言い合いみたいな声が聞こえる。顔を覗かせると、ナンパだ。女性を無理矢理連れて行こうとしてるんだな。
降谷「ーーその手を離せ」
男５人に向かって言う。…何処に連れて行こうが、末路はわかる。女性の身体が目的だろう。そんな事、させるか。
降谷「その手を離せと言っている」
なんだぁ??とでも言いたそうな顔で此方を見る男たち。腕を掴まれている女性が、此方に振り向いた。
??「ーー…………」
目が合った。確実に、目が合った。女性はわからない程度に目を見開いていた。…俺の事を知っているのか??いや、初対面の筈だ。この女性なら、忘れる筈ないからな。…こんな、綺麗な女性を。…そんな事より、助ける事が先決だ。
降谷「俺の連れなんだが…??」
「悪いな、兄ちゃん。この姉ちゃんは俺等が連れてくぜ??」
５人も居る。１対５。数では不利だ。確実に気絶させなければ、彼女が連れて行かれる。男の１人がポンと俺の肩を軽く叩いた。今がチャンス!!肩を叩いたの男の手を捻り上げ、鳩尾に１発喰らわせる。彼女を捕まえている男を除き、３人が俺に襲い掛かる。…弱いな。１人ずつ、的確に気絶する所に拳を叩き込む。…まぁ、加減は少ししたが、暫くは起きないだろう。４人が気絶したのを見た男は、彼女を離し、怯えるように逃げ去った。そんな事ならば、最初からしなければ良いんだ。
降谷「大丈夫でしたか??」
??「はっはい!!助けて頂いて、ありがとうございます。なにかお礼をさせて下さい!!」
降谷「そんな、気にしないで下さい。俺は、当然の事をしたまでですから」
でも…と食い下がる。其処からは、彼女が百面相をし、バレないようにクスッと笑ってしまった。…可愛らしい人だな。なにかを決意したように、顔を上げる。
??「うん、飲み物くらいは奢らせてほしいです。…良いですか??」
降谷「…では、ありがとうございます」
そう言うと、嬉しそうに顔を綻ばせる。…そして、また百面相。表情のころころ変わる人だな。
降谷「先程から、考え事ですか??」
??「いえ。…私、日咲 Aと申します。貴方の名前を、お伺いしても良いでしょうか??」
降谷「ーー降谷です。降谷 零」
そう伝えると、驚いた顔をする。…やっぱり、俺を知っているのか??…驚いた顔も一瞬で、今度は悲しそうな顔をする。…何故、そんな悲しそうな顔をするんだ??それは、聞いてはいけないような気がした…。
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子ねこ(プロフ) - 葦原 さくらさん» そうだったんですね！丁寧にお答えくださってありがとうございます！ (2018年10月11日 20時) (
レス) id: aeda8815ea (このIDを非表示/違反報告)
葦原 さくら(プロフ) - 子ねこさん» そして、一番大事なスコッチさんの名前ですが、単に知らなかっただけです←本名出てたんですね 変えるとなると大変なのでこのまま進める気ではおります。他にもなにかありましたら、お気軽にコメント下さい。設定に追記して参ります。コメント、有難うございました。 (2018年10月4日 0時) (レス) id: 1d858c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
葦原 さくら(プロフ) - 子ねこさん» コメントと、作品をお褒め頂き誠に有難うございます。パクり疑惑のないようにと、話の流れで、ですね。変えないでおこうとも最初は考えたのですが。敢えて変えて、話を進めてみる事にしました。不快に思ったら言って下さいと、設定にも書かせて貰っているので。→ (2018年10月4日 0時) (レス) id: 1d858c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - 長々と失礼しました。更新頑張ってください。 (2018年10月3日 21時) (レス) id: aeda8815ea (このIDを非表示/違反報告)
子ねこ(プロフ) - はじめまして！とってもいい作品ですね！ところで純粋に疑問なのですが（アンチじゃないです！）なぜ救済後の名前を変えようと思ったんでしょうか？諸伏さんは分かりますが・・・それとスコッチの本名は諸伏景光ですよね。あえて変えないということですか？？ (2018年10月3日 21時) (レス) id: aeda8815ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葦原 さくら | 作成日時：2018年4月25日 15時
