私、トリップしてモテまくるの!?【名探偵コナン】

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Aside

ーー維さんと零くんが組織に入って、数年。維さんが赤井さんと色々あって、ごにょごにょしちゃうあれがそろそろだろうかと思っている。…赤井さんと連絡取れたら、維さんと連絡取れたら…止められるのかもしれない。…零くんには悪いけど。

A「これも零くんの為。…ううん、自分の為ね。廃ビルの場所さえわかれば…」

最近１人で居ると、独り言が多くなった気がする。…航さんと陣くん、維さんを助けるんだ。

「A…??」

陣くんだ。

A「お出掛け??」

松田「あぁ、Aは??」

ちょっと用事。それだけ言って、陣くんと別れた。…廃ビル、あの辺かな??研くんの時みたいに、後数ヶ所回って終ろうと思ったら、ビンゴだ。維さんと赤井さんが居た。後ろから慌てて追い掛ける。

A「輝さん!!」

緑川「A!?」

赤井「っ!?」

私が現れた事に、驚きを隠せないでいる２人。…事情を説明する時間は限られている。赤井さんと維さんに手短に説明し、準備をする。

A「携帯ごと、胸を撃つ…。防弾チョッキと、血糊。…輝さん、誰が来ても亡くなった振りをして。…其処のお兄さんも、合わせて頂けますか??」

赤井「…君は一体、何者なんだ」

A「…私はただの、偽善者ですよ。名前は、Aと申します」

私の名前を教えても良いのか、と言いたげな維さん。良いんだよ。どうせ、調べられるんだろうし。

A「輝さんの身体は、お兄さんが貰って下さい。…後から来た人には、渡さないで」

赤井「その理由を聞いても、構わないかい??」

A「ーーわかりました。詳しくは話せませんが、後でお話しします。輝さん、貴方にもちゃんと話すから」

２人と約束し、私は隠れた。誰かの足音を聞き付け、銃を撃つ音が響いた。大丈夫、維さんは無事。１時間程、経っただろうか。赤井さんと維さんが廃ビルから出てきた。慌てて駆け寄り、上着を渡す。

A「お兄さん、此処にはなにで着てますか??」

赤井「車だ。其処まで行こう」

フォード社のマスタング。…これって、２つ目の車じゃなかった??…良いや、今は。マスタングに乗せて貰い、車を走らせて貰う。

赤井「俺は、赤井 秀一。苗字も聞いても問題ないか??」

A「私は日咲です。日咲 A。赤井さんも輝さんも、聞きたいんですよね??…私の話。…実は…」

研くんに話した事を、少し濁しながら２人に話す。私が別の世界から来た、と言うのはまだ言ってない。…維さんには、後で話そう。

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