ビビり49 ページ49
爆豪side
敵のアジトであいつの姿を見た時、正直絶望した。
過去のあの日以来、もうコイツに怖い思いをさせたくねェと
強くなる為に努力してきたつもりだったが、
自分一人であの状況を打破できる力がない事にイラ立った。
俺は弱ェ。
結果的に無事だっただけだ。
アイツに向けられた敵の言葉を思い返しただけで腸が煮えくり返りそうになる。
抱き寄せたアイツの肩は細く頼りなく震えていて、
何をしてでも守らねーとと思った。
怖くなかったなど嘘だ。
怖かったに決まっている。
俺を見ただけでほっとしたと言うのが本心かどうかは分からねェが、
いつか、自分の後ろにいれば絶対に大丈夫だと
言い切れるほどの存在になると誓った。
主人公side
私、決めたよ。
絶対強くなる。
あの時正直少し…ちょっと…結構…怖かったけれど、
でもそれよりもかっちゃんが傷ついたらどうしようって、
私が足でまといなせいでかっちゃんが死んじゃったらどうしようって、
その事の方が怖かった。
死柄木の手から逃れる為に少しだけ個性を使えた。
林間合宿での訓練が私に自信をくれたのだと思う。
個性を使いこなし強くなることは自信に繋がる。
私は私の大事な人も助けたいし、
私と同じような怖い思いをしないように、
悪い人たちを懲らしめたい。
皆が怖い思いをしないで安心して暮らせるように、
強くなりたい。
ううん、強くなる！
「ぜ、全寮制…！！！」
強くなる発言を心の中でしたばかりだというのに、
私は情けなくもがっくりと床に膝をついた。
だって！だって全寮制ってことは…！！！
「これからもう出久と一緒に寝られないの…？！！！」
嘘だと言ってくれぇぇぇええ！！
出「で、でも、雄英の寮ならきっと安心だよ！セキュリティも厳重だし！」
オールマイトとお母さんと出久がなんやかんや言い合ってたが
聞く気にもなれず部屋に閉じこもった…。
あ、心操くんとルナからめっちゃ鬼LINEと鬼電来てる。
そりゃそうだよね。私めっちゃ行方不明だったし
なんなら過去まで晒されちゃって…
あー学校行きづら。
仕方ないまずルナからかけるか。
Pr…
ル「あんったいつになったら連絡してくんのよこのバカ！！！」
ワンコールなるかならないかで
キーンと耳が痛いほどの大音量がスマホから溢れた。
「ご、ごめんなんか疲れてて」
ル「あったりまえだろーが！無事なのか？！無事なんだな？！」
「あはは、ぶじぶじ！」
久々だなこのテンション。
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
