ビビり16 ページ16
出「それじゃあ今日から別々に寝る？」
「それはまだ勘弁してください」
暗いの、ダメ、絶対。
今日も今日とて出久にギュッとしがみつきながら寝る。
明日から頑張るぞ。
「と、言う訳で！今日から私は！がんばります！」
手始めに近所の公園まで1人で散歩してみる事にした。
歩いてる途中、急に大きな声を出して笑う人や
クラクションにビクビク肩を揺らしながらも、
なんとか公園まで辿り着いた。
私、できた！ビビらながらもいけたぞ！
やればできる子！
ビビりと達成感による高揚感で
はやる心臓を落ち着けるためにベンチで休んでいると...
「あっれぇ？もしかしてAちゃんじゃね？」
「あ、本当だ」
「やっほー」
びっくぅぅぅぅう！！！
急に声をかけられてベンチから浮くぐらい全身が揺れた。
振り向くと、何故か笑っている..あれはそう...
出久のクラスメイトの
「えっと...上鳴くんと、瀬呂くん、切島くんだよね？？」
上「えー！そーそー！１回話しただけなのによく覚えてたな！...てか、ふっ！！...ほんっーに聞いてた通りのビビりなのな！」
瀬「ほんとすごい反応にこっちがビビったわ！でもあれ？1人で外出れないって確か緑谷が言ってたけど...」
切「行けるよーになったのか？」
「うーん...リハビリ中というかなんというか...
頑張ろうと思い始めてから今初めて外1人で出てみた」
彼らはどうしてこんなとこにいるんだろ？
家が近くなのかな？
上「すげーじゃん！頑張ってんな！俺らはさ、爆豪の家に遊び行くとこ！くんなっつわれたけど来ちゃった！
ねえねえ緑谷と同じ苗字だし名前で呼んでい？てかもう呼んでるけど。
あとLINE教えて〜」
「めっちゃ一気に喋るじゃん」
成り行きで全員とLINE交換。
ていうかひとりで外歩くなんて普通の人には
普通の事なのに
すごい、頑張ってるって...地味に嬉しい。
ヒーロー科、いと優しき。
瀬「Aも爆豪の家行こーぜ！」
切「俺ら場所がわからんくてさ！」
「なんだ君たち迷子かね」
でっかい迷子だ。
そうして4人で歩き出す。
1人だった行きよりも、4人になった帰りの方が
気持ちが軽い。
切「Aって昔から怖がりだったのか？」
「んー...一応きっかけあるけど...うん。その話はまた次週！お楽しみに！」
瀬「予告か」
上「てかAちゃんまじカワイイよね。俺超タイプ。今度一緒にご飯でもどう？」
「かっちゃんか出久が一緒なら」
まさかの保護者同伴？！という声を聞きつつ爆豪家到着
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 486人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
